SNSを使った採用ブランディング──“中の人”発信が企業の信頼をつくる
今や、採用活動においても「SNSの影響力」は無視できません。
求人票や採用サイトだけでなく、X(旧Twitter)やYouTubeなどを通して、企業の雰囲気や人柄を感じ取って応募を決める求職者が増えています。
特に、最近ではユニークな発信をして、ファンを集めている企業アカウントが目立っています。
本記事では、SNSを上手に活用している企業・自治体の事例を紹介しながら、「中の人発信」が採用ブランディングにもたらす効果を考えます。
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わかさ生活

健康食品メーカーのわかさ生活は、SNSで社長や社員が登場する発信を積極的に行っています。
宣伝一辺倒ではなく、日常の出来事や社員の人柄を交えた投稿が好評です。
特に、最近ではTikTok・YouTubeショートでの社員同士の掛け合いが人気になっています。
また、Xアカウントは2010年から運営され、根強い人気を誇ります。
「企業=冷たい存在」というイメージを打ち破り、温かみのあるブランドとして認知されています。
けーさんとたろー

企業アカウント担当者として有名な「けーさんとたろー」は、仲の良過ぎる上司(けーさん)と部下(たろー)の関係性が人気です。
動画の多くは、お互いがドッキリを掛け合うという形式で、時には会社の役員や取引先も巻き込んだ、大掛かりなものもあります。
最近ではスタッフも増え、動画もより賑やかに。
おもしろ動画としてエンタメ性を楽しみつつも、企業の雰囲気や文化が自然に伝わり、心理的距離が縮まります。
ながの社長のハッピーチャンネル

株式会社リンクロノヴァ代表の長野雅樹氏が運営する「ながの社長のハッピーチャンネル」は、社長室や会社で撮影された料理動画で大きな注目を集めています。
部下が社長の目の前で料理を作り、社長がツッコミを入れつつ素直に味を褒める──そんな日常のやり取りがテンポよく収められ、視聴者に「人間味」「和やかさ」を強く印象づけています。
「堅い建設会社」という先入観がほぐれ、会社そのものへの関心や好感度が上がったことが、採用面での大きな効果につながっています。
さらに数値面でも影響力は明らかで、YouTube・TikTokで大量のフォロワーを獲得し、再生総数も大規模です。
ANA公式YouTube

少し堅めではありますが、全日本空輸(ANA)の発信にも注目です。
ANAは、TikTokやYouTubeで社員・パイロット・整備士など多様な職種を登場させ、働く現場のリアルを伝えています。
華やかな印象だけでなく、チームワークや安全へのこだわりなど日常の姿を見せることで、視聴者が「自分もこの職場で働けるかも」と感じやすくしています。
採用活動における“動画での共感づくり”の好例です。
ナウル共和国

「共和国としては世界最小」の島国である、ナウル共和国の公式Xアカウントは、「国の公式」とは思えないほどユーモアのある投稿が特徴です。
「日本語がうまい」「返信がフレンドリー」といった声が多く、フォロワーとの自然なやり取りがコミュニティ化しています。
特に、人口1万人という小さな国なのに、Xのフォロワー数が「人口の50倍の、50万人まで増えた」ことでも注目を浴びました。
あまり知られていない国の事情に興味を示す人も多く、ファンの数は右肩上がりです。
最近では、公式グッズの販売や「ナウル検定」の認定など、ファンにとっても嬉しい取り組みも増えています。
採用担当者がSNSで発信する際のポイント
上述のような発信は、企業アカウントにも応用できます。
堅い広報よりも「人が話している」感覚を出すことで、親近感や信頼感を得やすくなります。
採用広報でも、応募前に「この会社、雰囲気よさそう」と感じてもらうことが重要です。
アカウントを運用する際は、以下のポイントを抑えておきましょう。
- ・宣伝しすぎない:求人告知ばかりだとフォロワーが離れる
- ・日常を見せる:オフィスの雰囲気やランチ風景などもOK
- ・“中の人”の人柄を出す:誠実で自然体な投稿が信頼につながる
- ・リプライやDM対応も大切に:小さな対話が応募につながる
- ・炎上リスクへの備え:トーンを統一し、社内でルールを共有
SNSは「企業の温度」を伝える最適な手段です。
採用サイトでは伝わらない部分こそ、SNSで補う価値があります。
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まとめ
採用活動におけるSNSの役割は、単なる情報発信から「企業の人格を見せる場」へと変わりつつあります。
ナウル共和国やわかさ生活のように、“中の人”が自然体で語ることが、ファンを生み、応募者を引き寄せます。
採用担当者も、SNSを候補者との最初の接点として活用することで、より強い採用ブランドを築けるでしょう。
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