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福祉系の資格にはどんな種類がある?各分野の代表例と特徴を解説

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福祉系の領域で活躍したいとお考えではありませんか?福祉の仕事は、人々の生活を支え、より良い社会を築くために欠かせないものです。

福祉の仕事は多岐にわたり、それぞれの支援対象者やサービス内容によって必要な資格が異なります。この記事では、主要な領域ごとに代表的な資格を紹介します。

なお、福祉系の資格はその性質上、各分野にまたがる場合も少なくありません。そのため、一つの資格が複数の分野で役立ったり、特定の分野の資格が他の分野の基礎になったりすることもあります。

また、それぞれの資格によって取得難易度や、養成課程・実務経験の要件が大きく異なることをご留意ください。


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社会福祉の資格

社会福祉分野の資格は、地域社会全体や個人が抱えるさまざまな生活課題に対し、包括的な支援を行うためのものです。代表的な資格には、以下が挙げられます。

社会福祉分野における代表的な資格

名称特徴
社会福祉士(国家資格)福祉に関する相談援助を行う国家資格
身体上または精神上の障害がある人や、環境上の理由で日常生活を送るのが困難な人の支援を行う
社会福祉主事(任用資格)都道府県や市町村が設置する福祉事務所で公務員として働くための任用資格
臨床心理士(民間資格)心の専門家として、心理的な問題を持つ人に対し、心理査定や心理療法を用いて、心の状態を深く理解し、解決へと導く専門職
公認心理師(国家資格)2017年に施行された「公認心理師法」に基づく心理職としては日本初の国家資格
国民の心の健康の保持増進に寄与することを目的に、理に関する相談や助言、指導、援助などを行う
精神保健福祉士(国家資格)精神的な課題を抱える人々に対し、社会復帰や日常生活の支援を行うための国家資格

これらの資格は福祉の広い領域で活躍できる可能性を秘めています。

高齢者福祉の資格

高齢者福祉の資格は、高齢者が尊厳を持って自立した生活を送れるよう支援することを目的としています。代表的な資格は、以下のとおりです。

高齢者福祉における代表的な資格

名称特徴
介護福祉士(国家資格)身体上または精神上の障害があることにより日常生活を営むことに支障がある方に対して、入浴、排せつ、食事等の介護を行う専門職
介護支援専門員(ケアマネジャー)要介護者や要支援者が適切な介護サービスを受けられるよう、ケアプランを作成し、その調整を行う専門職
認定介護士介護福祉士の上位資格で、より高度な専門知識や技術を習得し、介護現場のリーダーとして活躍できる専門職
介護職員初任者研修介護職員初任者研修
介護福祉士実務者研修介護職員初任者研修の上位資格で、より専門的な知識や技術を習得する

高齢者福祉の資格は、キャリアアップの機会も豊富に整っています。

児童福祉の資格

児童福祉分野の資格は、子どもの健全な育成を支援し、子どもとその家庭が抱える課題解決に貢献するためのものです。代表的な資格は、以下のとおりです。

児童祉における代表的な資格

名称特徴
保育士保育所、児童養護施設、乳児院などで、乳幼児の保育や子育て支援を行う専門職
児童指導員児童福祉施設(児童養護施設、障がい児入所施設など)において、子どもたちの生活指導や学習支援、集団活動の指導などを行う専門職
児童福祉司(任用資格)児童相談所に配置される専門職
子どもや保護者からの相談に応じ、子どもが抱えるさまざまな問題の解決をサポートする
こども家庭ソーシャルワーカー(認定資格)児童福祉法改正の背景にある、深刻化する児童虐待や複雑化する子ども・家庭の課題に対応するため、こども家庭福祉分野で働くソーシャルワーカーの専門性向上を目的として創設された資格

子どもの健やかな成長を促すだけでなく、保護者への育児支援や地域の子育て支援を通じて、包括的な支援が求められています。

障がい者福祉の資格

障がい者福祉分野の資格は、障がいを持つ人々が地域社会で自立し、安心して生活できるよう支援するためのものです。障がい者福祉の現場で専門性が発揮される代表的な資格には、以下が挙げられます。

障がい者福祉における代表的な資格

名称特徴
義肢装具士(PO)身体に障害を持つ方々が日常生活をより円滑に送れるよう、失われた身体機能や運動機能を補うための義肢(義手、義足)や装具(コルセット、サポーター、歩行補助具など)の製作、採型、適合を行う専門職
視能訓練士(CO)眼科医の指示のもと、視機能の検査、訓練、視覚リハビリテーションを行う専門職

これらの資格は、障がいを持つ方々が直面する具体的な課題に対して、専門的なアプローチで解決策を提供し、日常生活の質向上に貢献します。

医療福祉の資格

医療福祉分野の資格は、医療現場において、患者やその家族が抱える社会・経済的・心理的な問題の解決を支援するためのものです。おもな資格を以下に挙げます。

医療福祉における代表的な資格

名称特徴
医療ソーシャルワーカー(MSW)
※資格名称ではなく職種名
病院や診療所などの医療機関において、患者や家族からの相談に応じ、解決に向けた支援を行う専門職(精神保健福祉士や社会福祉士の資格が求められる)
理学療法士(PT)(国家資格)病気やけが、加齢などによって身体機能に障がいが生じた人に対し、運動療法や物理療法を用いて身体機能の回復をサポートする専門職
作業療法士(OT)(国家資格)身体または精神に障がいのある人に対し、日常生活動作、仕事、遊びなど「作業活動」を通して、心身の機能回復や社会参加を支援する専門職
言語聴覚士(ST)(国家資格)話す、聞く、食べることに障がいのある人に対し、機能回復やコミュニケーション能力の向上を支援する専門職

これらの資格を習得することにより、医療分野で専門性を発揮できるようになるでしょう。


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まとめ: 福祉分野で活躍できる最適な資格を見つけよう

福祉系の資格は多岐にわたり、それぞれの分野で専門性の高い支援を提供するために不可欠です。

社会福祉士や精神保健福祉士のように幅広い分野で活躍できる資格もあれば、介護福祉士や保育士のように特定の対象者に特化した資格、さらには義肢装具士や視能訓練士のように医療と連携して専門的な支援を行う資格もあります。

最適な資格選びのためには、どの領域に関心が深いかや、どのような形で社会貢献したいかを明確にすることが大切です。それぞれの資格の特徴を理解し、あなたのキャリアプランに役立ててください。

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フリーライター

心理学的な視点から、人の行動や思考パターンを分析するのが得意です。フリーランスWebライターとして活動した経験も生かしながら、企業と働く人をつなぐ採用・人事領域をテーマとした記事をお届けします。
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