リモートワークでメタバースを取り入れるのは可能?フリーランスWebライターが活用してみた所感をもとにメリットを解説!
リモートワークを採用している企業にとって、社員が仕事に対してどう取り組んでいるのか様子がわかりにくいものです。
「出社するよう求めるわけにはいかないからオンラインで解決する手段がないか……」と悩んでいる担当者も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、リモートワークに流行りのメタバースを取り入れられるのか、筆者の所管に基づいて解説していきます。
企業がメタバースを取り入れるメリットとデメリットをそれぞれ解説していくので、ぜひ参考にしてください。
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目次
そもそもメタバースとは
そもそもメタバースとは、インターネット上で構築された仮想空間でコミュニケーションが取れる環境を言います。
ギリシャ語の「Meta(超越)」、英語の「Universe(宇宙)」を組み合わせた造語なだけあり、活用方法は無限大と言えます。
例えばゲームの「どうぶつの森」や「VRChat」もメタバースの一種です。
Meta QuestのようなVRゴーグルが必要なメタバースもありますが、2DメタバースであればPC1つでアクセス可能です。
「あくまでリモートワークをしている社員とのコミュニケーションを円滑にできればいい」と考える担当者は、MetaLifeのようなバーチャルオフィスがおすすめになるでしょう。
リモートワークでメタバースを取り入れるメリット
リモートワークを取り入れている企業がメタバースも導入すると、以下のようなメリットがあります。
- ・仮想空間上のオフィスが作れる
- ・コミュニケーションが活発になりやすい
仮想空間上のオフィスが作れる
リモートワークでメタバースを取り入れると、出社していなくても出社しているような感覚になります。
筆者も契約社員としてリモートワークで稼働していた頃があり、PCの起動と打刻、専用ソフトの起動だけで業務が始まりました。
しかしどことなく孤独に感じるもので、何か不明点が出た際に質問しにくい空気感だったのが本音です。
リモートワークでメタバースを取り入れると、仮想空間上に出社する仕組みが整うので、帰属意識の向上につながるでしょう。
ツールによってはホワイトボード機能が搭載されているので、社内共有もスムーズです。
コミュニケーションが活発になりやすい
リモートワークで稼働する身としてよく利用するのがチャットツールです。
ChatWorkやSlackなど、どちらも機能として充実していますが、チャットを打ち込む時間より話したほうが早いタイミングもあります。
メタバースを取り入れれば、作成したアバターに近づくだけで話しかけられます。
Zoomのようなミーティングツールは、主にミーティングが目的で活用する一方で、メタバースはまるで出社しているような感覚で社員に話しかけられるのが特徴です。
リモートワークでは難しい社内コミュニケーションがチャット以外で実現可能になるので、社員のモチベーション向上につながります。
リモートワークでメタバースを取り入れるうえでの注意点
リモートワークでメタバースを取り入れると、帰属意識の向上やコミュニケーションの活発化が期待できる一方で、以下のようなデメリットもあります。
- ・人によっては業務に集中できない
- ・導入にコストがかかる
人によっては業務に集中できない
リモートワークを希望している社員の中には「1人でも黙々と作業するのが好き」と考える方もいるでしょう。
黙々と作業するのを好んでリモートワークをしている社員にとって、メタバースを取り入れるのは、かえってストレスを与えてしまう恐れがあります。
メタバースの多くがゲーム感覚で楽しめる要素があるので「集中できない」と感じる方もいます。
例えばメタバース空間で社員同士のコミュニケーションが活発になる一方で、雑談が盛り上がりすぎてしまう場合も考えられるでしょう。
メタバースのツールによってはプライベート空間が展開されていて、エリア外の社員には声が漏れないツールもあります。
導入にコストがかかる
メタバースを取り入れるのは、社員人数によっては月額費用や初期費用がかかってしまいます。
例えばMetaLifeは25人までが無料で利用できますが、PDFの送信には有料プランの加入が必須になります。
貸与しているPCのスペックも気にしなければいけなくなるので、導入コストが高くなるので注意が必要です。
何よりメタバースはビジネスシーンで導入されてから日が浅いので、使いこなしてもらいたい社員が慣れるのも時間がかかるでしょう。
社内の理解度を向上させるためのマニュアル作成や活用方法を教える研修の時間が必要です。
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まとめ
本記事ではリモートワークにメタバースを取り入れるべきか検討している担当者に向けて、メリットとデメリットを紹介しました。
リモートワークにメタバースを導入すると、帰属意識の向上や社員同士のコミュニケーションが活発化されるのが期待できます。
しかし社員によっては集中できない恐れがあるだけでなく、導入コストや慣れるまでの時間がデメリットになります。
筆者はこれまでメタバースの「あり・なし」どちらも経験しましたが、それぞれの良さや気になる点がありました。
まずは社員の意見を聞きつつメタバースを導入する目的から固めていくのが無難でしょう。
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