OB・OG訪問で就活を有利に。目的や流れ、当日に注意すべきポイントを解説
就職活動におけるOB・OG訪問。
よく就活するにたあたって有利になると言われますが、具体的にどういったことをするのか知らない方も多いのでは?
本記事では、そんなOB・OG訪問の目的や流れ、当日に注意すべきポイントまでを解説していきます。
目次
OB・OG訪問について
そもそもOB・OG訪問とは、自身が在籍している大学をの先輩が働く企業へ訪問し、仕事内容や会社の雰囲気、やりがいなどを伺う機会のことです。
基本的に、興味のある業界や企業で働いている先輩を尋ねます。
大学の先輩でなくても、知り合いに紹介してもらったり、就活イベントを通じて企業の社員と接点を持ったりと機会を作ることも可能です。
OB・OG訪問の目的
OB・OG訪問を行う目的は、◎志望企業を深く知るため、◎キャリア志向を知るため、◎企業の選考プロセスのためなどが挙げられます。
志望企業を深く知るため
まず、就活の中で説明会や企業イベントなどに参加して企業をある程度理解しても、それには限度がありますよね。
その企業で実際に働いている人を通してでしかわからないこともあるでしょう。
特に、育児や介護で残業ができなかったり、急に休みを取りたかったりする場合は、社員から有給取得率などの内部事情を知るチャンスとなります。
キャリア志向を知るため
キャリア志向とは、自身のキャリア形成を行う上でどんな価値観や考え方を持っているかを指します。
学生生活では出会うことのない、未知の世界で生きる社会人から話を聞き、「将来どんな自分でありたいのか」「どんな働き方やキャリアを歩んでいきたいのか」を導き出していきましょう。
企業の選考プロセスのため
こちらは特殊なケースですが、企業によっては「何人の社員にOB・OG訪問をしたか」を面接採用における選考基準とすることもあります。
またリクルーター制度といって、OB・OG訪問からスタートする採用形式もあります。
特に金融・保険・インフラ・通信業界に多いとされているので留意しておきましょう。
OB・OG訪問の流れ
OB・OG訪問のおおまかな流れは下記の通りです。
STEP① 訪問する先輩を探す
STEP② アポイントを取る
STEP③ 訪問する
STEP④ お礼メールまたは手紙を送る
ひとステップごとに見ていきましょう。
訪問する先輩を探す
まずは訪問する先輩を探します。
主に大学のゼミやサークルの先輩から紹介してもらったり、大学のキャリアセンターを利用して探したりする方法があります。
また、逆求人サイトを活用してOB・OG訪問を依頼する手もあるので、自分に合ったやり方で進めましょう。
アポイントを取る
訪問する先輩が決まったら、アポイントを取ります。
基本的に、訪問の日程調整はメールを通して相談しましょう。
日程は相手に丸投げせず、いくつか候補を提示しておくとスムーズに進むでしょう。
例)下記の日程でご都合のよろしい日程はございますでしょうか。
・12月6日(水) 13:00〜
・12月7日(木) 15:00〜
・12月12日(火) 18:00〜19:00
訪問時間は1時間ほどを予定しております。
訪問する
訪問する際は、待ち合わせ場所に時間厳守で向かいましょう。
万が一電車の遅延等で遅れる場合は、分かった時点ですぐに連絡を入れるのが礼儀です。
訪問を受ける先輩は、基本的にボランティアとして機会を作ってくれるので、その厚意を無碍にすることのないようにしましょう。
お礼メールまたは手紙を送る
訪問が終わったら、お礼のメールや手紙を送ることは必須です。
当日中に送ることのできるメールがよいでしょう。
貴重な時間を割いてくれたことへの感謝に加え、どんな話が勉強になったか一言添えると好印象になります。
訪問にあたって注意すべきポイント
最後に、訪問前や訪問当日に注意すべきポイントをお伝えします。
あらかじめ質問を準備しておく
まず訪問前に、あらかじめ質問を準備しておきましょう。
会社の雰囲気や業務内容、面接時に役立つ情報など内部の人しか分からない情報を知れる質問を用意するとよいです。
考えた質問は事前に先輩へ送ることで、訪問がスムーズに進みます。
最低限のマナーを心得る
訪問当日は、最低限のマナーを心得ましょう。
名刺の受け取り方はもちろん、受け取った名刺はすぐにしまわず右側に置くのが鉄則です。
またカフェなど会社外で会う場合は、注文の際に先輩が頼んだメニューより少し安めか同じものを頼むと安心です。
会話のキャッチボールを意識する
すぐに質問を始めるのではなく、アイスブレイクとして自身の就活状況から話して緊張をほぐしましょう。
事前に送った質問のほかにも、会話の中で新たに生まれた疑問を投げかけると、話が広がってより深い場となるはずです。
まとめ
OB・OG訪問は、必ず行わなければならないとは限りません。
しかし、学生のうちから未知の世界で生きる社会人と関わることは、後にはない貴重な経験となります。
きっとあなたにとって、就活を有利に進めるヒントが得られることでしょう。
\こちらもおすすめ/
▼短期バイトの選び方とは? メリットやデメリット、選ぶポイントを解説