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お坊さんの1日のスケジュール|観光寺院と一般寺院の違いなどを元僧侶が解説!

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「お坊さんの1日ってどのようなスケジュールなの?」と気になった経験はありませんか。

私も僧侶になる前は「朝は早いのかな?」「日が暮れたら寝るのかな?」などと気になりながら僧侶になりました。

そこで今回は元僧侶である私が、複数のお寺で勤めたり言わば単身赴任で出向したりした経験をもとに、お坊さんの1日のスケジュールを解説します。

修行僧の1日、観光寺院の1日、一般寺院の1日、それぞれのスケジュールをお伝えするので、気になる箇所だけでもぜひご覧ください。


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僧侶の1日のスケジュールは立場や勤め先によって異なる

僧侶の1日のスケジュールは「修行中の身なのか」「観光寺院なのか一般寺院なのか」などによって異なります。

宗派やお寺などによって細かいスケジュールは異なりますが、私の経験談をもとに僧侶の1日のスケジュールを解説していきます。

ケース1.修行僧の場合のスケジュール

修行僧の1日のスケジュールは、平日なのか休日なのかによって異なります。

私が修行僧として生活していたのは学生の頃だったため、平日は学校に行き休日は寄宿していた寮内の仕事をしていました。

寮で生活をしていたのは高校生や大学生が大半でしたが、中には会社で一定期間勤めたうえで僧侶の道を選んだ方もいたため、全体像として参考にしてください。

時刻平日休日
4:00起床・準備起床・準備
5:00朝のお勤め朝のお勤め
7:00朝食朝食
7:30寮内清掃寮内清掃
9:00学校寮内清掃・法事・お経練習
12:00昼食昼食
13:00学校寮内清掃・法事・お経練習
16:00帰宅・閉堂・堂内清掃閉堂・堂内清掃
18:00夕飯夕飯
19:00お経練習お経練習
21:00入浴・消灯入浴・消灯
21:30黙読でお経練習黙読でお経練習

なお、お経は覚えなければいけないお経もあるため、各々が納得するまで続きます。

ちなみに私は夜中の1時まで毎晩練習していましたが、徹夜する日もありました。

ケース2.観光寺院の場合のスケジュール

宗派で定められた修行を終え、観光寺院に勤めた場合、繁忙期か閑散期かによって1日のスケジュールが異なります。

繁忙期は勤める観光寺院の地域性にもよりますが、桜や紅葉が有名な地域なら春と秋が繁忙期です。

一方で年末年始に、家内安全や交通安全などの祈願が盛んなお寺の場合、年末年始や節分が繁忙期になります。

しかし、観光寺院では繁忙期も閑散期も、日中の業務に大きな違いはありません。

時刻スケジュール
5:00起床・準備
6:00朝のお勤め
7:00朝食
7:30清掃
9:00受付開始
12:00昼食・休憩(繁忙期は休憩なし)
13:00業務再開
17:00受付終了・事務処理
18:00閑散期:業務終了
繁忙期:残業

夜間の特別拝観を開催している時期は、21時頃まで残業する日が続きます。

朝のお勤めを勤務時間として見ると相当な勤務時間ですが、各々が個人事業主のような扱いとなり、残業扱いにならないケースもあります。

ケース3.一般寺院の場合のスケジュール

一般寺院での1日のスケジュールは、お盆やお彼岸、土日祝日が繁忙期で、平日はお墓の後ろに立てる塔婆を書いたり掃除をしたりします。

一般寺院の場合のスケジュールは「お盆やお彼岸」「法事が多い土日祝日」「平日」で分けられるケースが大半です。

なお、お盆とお彼岸はスケジュールとしては同じになるため、以下の表では「お盆」を例にまとめています。

時刻平日法事が多い土日祝日お盆
5:00起床・準備起床・準備起床・準備
6:00朝のお勤め朝のお勤め朝のお勤め
7:00朝食朝食朝食
7:30清掃法事準備お盆参り準備・移動
9:00業務開始
(塔婆書きや事務作業)
法事各ご自宅でお盆のお経
12:00昼食昼食(または出向先の駐車場で昼食)出向先の近隣パーキングで昼食
13:00業務再開法事各ご自宅でお盆のお経
18:00業務終了(あればお通夜に出向)お寺に戻り事務処理(あればお通夜に出向)お寺に戻り事務処理(あればお通夜に出向)
20:00(お通夜に出向した場合)事務処理が終わり次第業務終了事務処理が終わり次第業務終了事務処理が終わり次第業務終了

なお、法事は9時枠、10時枠など、1時間区切りで実施するケースが多く、9時スタートで17時までノンストップで担当する日もありました。

法事をお寺で実施する場合は移動時間がない分、最大連続9回の法事を担当します。

ホールを借りた法事は移動時間も考えなければいけないため、午前中に1回、午後に2回がよくあるケースです。


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まとめ

本記事では、僧侶のよくある1日のスケジュールを表にまとめたうえで紹介しました。

僧侶として勤めるお寺や宗派によって、1日のスケジュールは異なります。

しかし、私は単身赴任のように複数のお寺に出向し、働いた経験があるため、一種の平均値としてお伝えしました。

「こんなに忙しいのか」「思っているほど大変そうではなかった」などの感想は、ぜひ各種SNSでシェアしつつお聞かせください!

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ライター紹介

柴﨑 祐介

フリーライター

目指せ「頑張りが報われる環境作り!」|「関わった人がみんな”なりたい自分”を目指せる環境を整えること」をモットーに活動中|自分らしく前向きになれるヒントをお届け|僧侶から民間企業に転職した経験をもとに執筆していきます!
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