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入社4日で退職! 入社前逃亡⁉ 相次ぐ新入社員の退職理由や企業のできる対策について解説

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4月を迎え、多くの若者が新社会人としての生活をスタートさせました。

しかし、中には「入社4日で退職した」「入社前に逃亡した」という人もおり、SNSやメディアで大きな話題となっています。

納得して入社したはずなのに、彼らはなぜ仕事をすぐに辞めてしまうのでしょうか?

また、早期離職防止に向けて、企業ができる取り組みはあるのでしょうか?

本記事では、新入社員がすぐに仕事を辞めてしまう理由や、企業ができる対策について解説していきます。

ミスマッチを少しでも減らすために、ぜひ参考にしてみてください。


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在籍4日で退職した人がSNS上で大きな話題に

4月3日、在籍4日で退職した人がニュース番組で取り上げられ、SNS上でも大きな話題となりました。

出演した女性は接客業が好きで高級飲食店経営の会社に就職したものの、4日間皿洗いを任されることになりました。

その結果、「やりがいが1個も見つけることができなかった」という理由で退職代行を利用し退職。

このニュースについて、SNSでは「下積みって言葉知らないのかな」「皿洗い舐めてんの?」といった否定的な意見や、「会社が今後の方針を説明していたのかな」といった企業側にも疑問を呈する意見など、さまざまな考えが寄せられていました。

女性にも事情はあるのだとは思いますが、多くの人から見てすぐに辞めてしまうのは非常識だと映るのかもしれません。

4月1日だけでも多くの人が辞めている

入社後すぐに辞めることに否定的な人は多いかもしれませんが、実は上記の女性よりももっと早く辞めている人は大勢いるようです。

退職代行「モームリ」によると、4月1日時点で134件の退職代行依頼があり、うち新卒も5名が依頼したそうです。

退職理由には、「入社式で社長が怒鳴っていた」「脅しのような言葉で自信をなくしてしまった」などが紹介されていました。

入社前の内定辞退も増加傾向

入社してすぐに辞める人もいますが、一方で入社直前の内定辞退も増加傾向にあるようです。

モームリの発表では、3月31日までの内定辞退の依頼は36件に上ったということがわかりました。

また、入社1週間が経過して新卒の退職代行利用者が増加しているとのことです。

入社前後の退職が多くなる理由

入社前後は退職が多くなる傾向ですが、どうして新卒社員はせっかく入った企業を辞めてしまうのでしょうか。

ここからは、入社前後の退職が多くなる理由を4つ解説していきます。

思っていた業務内容と違った

求人情報や面接で聞いた内容と、実際に任される仕事にギャップがあると、モチベーションが低下しやすくなります。

「こんなはずじゃなかった」と感じて早期離職を決断するケースも少なくありません。特に新卒は実務経験がないため、イメージとのズレが生じやすい傾向があります。

入社前研修で違和感を感じた

入社前は研修や説明を行う企業が多いですが、そこで厳しすぎる上下関係や過度な精神論が原因となり、新入社員が企業風土や教育スタイルに違和感を持つことがあります。

特に、入社前後は緊張や不安が大きくなる時期です。

そんな時期に会社に大して疑問を抱くと、「この会社でやっていけるのか」と次第に不安が大きくなり、入社を辞退または早期に退職することがあります。

他社との待遇を比べてしまう

入社前後はSNSや就職サイトの口コミなどで、他社の待遇が目に入りやすい時期です。

そこで自社に比べて給料や福利厚生、労働環境の差が目立つと、「もっと良い会社があるのでは」と考え、早期離職を選ぶきっかけになります。

これから社会人になるプレッシャーに耐えられない

新卒で社会に出るという大きな節目に、責任の重さや生活の変化に強いストレスを感じる人もいます。

環境の変化に適応できずに心身に不調をきたしてしまったり、無気力になってしまったりして、早期に退職してしまうケースは少なくありません。

新卒がすぐ辞めるのを防ぐために企業のできる対策

せっかく時間とコストをかけて採用した新入社員ですから、簡単に辞めてしまうのは企業にとって大きな痛手です。

できるだけミスマッチを減らして、長く勤めて欲しいと考えている人事担当者は多いでしょう。

そこで、ここからは企業のできる対策について紹介していきます。

リアルな業務内容を事前に伝える

入社後のミスマッチを防ぐには、仕事内容を誇張せず、リアルに伝えることが重要です。

職場見学や社員との座談会などを通じて、現場の雰囲気や業務の大変さまで事前に理解してもらう工夫が効果的です。 

入社前後のフォロー体制を整える

内定後から入社後にかけて、定期的な連絡や面談を行うことで新入社員の不安を軽減できます。

新入社員は新しい環境に大きな不安を抱いているので、ちょっとした失敗や叱責で酷く落ち込んでしまう可能性もあります。

そのため、配属直後は先輩社員がサポート役となり、業務面だけでなく精神的なケアを行いましょう。

また、上司や人事と話しやすい環境を整え、悩みを相談できる場を作ることで「見守られている」と感じやすくなり、会社への信頼感も育まれます。


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まとめ

4月は新入社員も不安でいっぱいになる時期で、少しのミスマッチを重く受け止めて退職につながる可能性があります。

早期離職を防ぐためには、できるだけ新入社員に寄り添い、仕事だけでなくメンタル面もケアすることが重要です。

本記事で紹介した退職理由やできるケアを参考にして、長く活躍しやすい環境作りを整えましょう。

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ライター紹介

九条辰季

フリーライター

「自分らしく生きる」をモットーに、Webマーケティング記事からシナリオまで幅広く執筆する多趣味、雑食系ライターです。 自身の経験をもとに、みなさんが彩りあるキャリアプランを描くお手伝いができればと思います!
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