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ビジネスネームの実態|使用率やその目的、注意点について解説

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仕事の場面において、戸籍上の名前とは異なる「ビジネスネーム」を使用するケースがあります。

これは個人情報の保護など、さまざまな観点においてメリットがありますが、実際にどれほどの企業が導入しているのでしょうか?

そこで今回は、ビジネスネームの使用率やその目的、注意点について詳しく解説していきます。

ビジネスネームの使用をお考えの方はぜひご参考ください。


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ビジネスネームとは?

ビジネスネームとは、仕事上で使う名前のことです。本名ではなく、職場や取引先とのやりとりの中で使う「仕事専用の名前」と考えるとわかりやすいでしょう。

芸能人が使う芸名のように、本人が選んだ名前を使って仕事をしている人が増えています。

ビジネスネームの使用シーン

ビジネスネームが使われる場面はさまざまです。

たとえば、接客業や営業職で本名を伏せたいとき、社内で旧姓を使いたいとき、またSNSやWebサイトなど外部に名前を出す場面などでも使われています。

最近ではフリーランスや副業をしている人も増えており、その際に「本業と切り分けるため」に別の名前を使う人もいます。

ビジネスネームの使用率

では、実際にどれくらいの人がビジネスネームを使っているのでしょうか。

ある調査では、ビジネスネームの使用経験がある人は約4人に1人という結果が出ています。

約4人に1人がビジネスネームの使用経験あり

調査によると、会社員のうち約25%が、なんらかの形でビジネスネームを使ったことがあると回答しています。これは決して少ない数ではありません。

たとえば、営業の際に「旧姓で活動している」「社内では本名、社外では別の名前を使っている」など、状況に応じて使い分けている人が増えています。

旧姓使用を認めている企業は約9割

また、結婚などで名字が変わった場合でも、旧姓で仕事を続けられるように配慮している企業が増えています。

なんと、約9割の企業が旧姓使用を認めているというデータもあります。

これは、「名前の変更が仕事に影響を与えないように」という配慮からです。社内外の人間関係や取引先との信頼関係を保つためにも、旧姓使用が広く受け入れられているのです。

ビジネスネームを使用する目的

では、なぜ人はビジネスネームを使うのでしょうか。主な理由を3つ、見ていきましょう。

個人情報保護のため

まず最も多い理由が「個人情報の保護」です。

たとえば、コールセンターや営業など、名前を外部に出す機会が多い仕事では、本名を使うことに不安を感じる人も少なくありません。

ビジネスネームを使うことで、自分の本名や住所、家族構成などが知られにくくなり、安心して仕事ができます。

公私の区別のため

仕事用とプライベート用で名前を分けることで、「気持ちの切り替えができる」という人もいます。

たとえば、会社では「田中」だけど、プライベートでは「佐藤」というように名前を使い分けることで、仕事のスイッチが入りやすくなるという声もあります。

先入観をなくすため

名前には性別や出身地、年齢などがなんとなく表れることがあります。ビジネスネームを使うことで、そういった先入観や偏見を避けたいと考える人もいます。

たとえば、あえて性別がわかりにくい名前を使うことで、実力だけを見て評価されたいという考え方です。

ビジネスネームを使用する注意点

便利に見えるビジネスネームですが、使い方を間違えるとトラブルのもとになることもあります。以下のポイントには注意が必要です。

戸籍名との使い分け

ビジネスネームはあくまで「通称」であり、正式な契約や法律文書などには本名(戸籍名)を使う必要があります。

たとえば、銀行口座や雇用契約などでは本名で登録しなければならないため、混乱が起きないように社内でのルールを明確にしておくことが大切です。

情報管理を徹底

ビジネスネームを使う場合でも、本名とビジネスネームの情報をきちんと管理する必要があります。

特に、社内で誰がどの名前を使っているのかがわからなくなると、業務に支障が出ることもあります。

また、外部に出す資料やメールなどで、うっかり本名を出してしまうと、せっかくの個人情報保護が意味をなさなくなってしまいます。

信頼関係の構築

ビジネスネームを使っていることを相手に隠しすぎると、「なぜ名前を変えているのか?」と不信感を持たれることもあります。

必要に応じて「仕事上はこの名前で活動しています」と説明するなど、信頼関係を壊さない工夫も大切です。


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まとめ

ビジネスネームは、個人情報を保護したり、プライベートと区別したりするには非常にメリットのある制度です。

また、そのまま旧姓を名乗りたい場合にも便利だと言えます。

ただし、本名との使い分けや管理といった点に関しては複雑なことも多いため、導入する前にじっくりと検討することをおすすめします。

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ライター紹介

あんず

編集・ライター

NO WORK,NO LIFE. 生きるために働く皆さんの+αとなる記事をお届けします。
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