フリーランスになるにはまず何から始めたらいいの?現役Webライターが体験談をもとに紹介!

時間や場所に縛られず、自分の裁量で仕事を進められるフリーランスは、近年注目を集めています。
しかし、フリーランスの働き方に憧れている方の中には「どうすればなれるのか」「フリーランスになるには何から始めたら良いの?」と考えている方もいるでしょう。
本記事では、現役Webライターである筆者が自身の体験談をもとに、フリーランスになるには何が必要か、網羅的に解説します。
目指すうえで必要な手続き、注意点について触れているので、ぜひ最後までご覧ください。
▼採用担当者様へ:会社見学と仕事体験の採用/求人サイトのWorkWork(わくわく)ポータルへ掲載しませんか?

目次
フリーランスになるには事前に何が必要?
フリーランスとして活動を始める前に必要なのは以下の3つです。
- ・ポートフォリオや職務経歴書
- ・営業力やスキル
- ・クレジットカード
それぞれ「なぜ必要なのか」を実体験をもとにお伝えします。
ポートフォリオや職務経歴書
フリーランスになるには、仕事を発注してくださるクライアントに実績を提示するポートフォリオが必要です。
ポートフォリオとは、これまでの制作実績やスキルを示す、言わば「作品集」です。
私であれば、noteで制作したポートフォリオをもとに、実績を提示しています。
デザイナーの方であれば「作品集」のように、まとめたWebサイトが例になります。
「どんなポートフォリオを用意すれば良いのかわからない」と悩む方は「Webライター ポートフォリオ」のように検索してみましょう。
なお、たとえ業務委託であっても履歴書だけでなく、職務経歴書の提出を求めるクライアントもいます。
筆者もこれまで、数十社の企業が職務経歴書の提出も求めていました。
職務経歴書の書き方については「職務経歴書の書き方がわからない|僧侶から初めて民間企業に転職できた体験談をもとに紹介」で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
営業力やソフトスキル
フリーランスになるには、営業力が必要です。
仕事を発注してくださるクライアントは、募集をかけたら1日で数十件の応募内容に目を通しているでしょう。
筆者も発注者として募集をかけていた経験があり、募集をかけた1時間後には、10件以上の応募がありました。
つまり、複数の応募から「自分の応募」に目を向けてもらうには、たとえテキスト上であっても、他とは違う応募文を用意する必要があるのです。
正社員や契約社員など、企業に雇われている身の場合、会社(上司)からの依頼で仕事をこなしているでしょう。
しかしフリーランスの場合は、すべて自己責任になります。
コミュニケーション能力や時間管理能力などのソフトスキルがフリーランスになるには必要な項目です。
クレジットカード
フリーランスになるには、プライベート用とは別にクレジットカードを事前に用意しておくのがおすすめです。
フリーランスになると、ZoomやChatWorkなどのツールを有料プランに切り替える必要性が出てきます。
筆者も「フリーランスだしZoomは無料で十分だろう」と思っていましたが、今となっては有料プランでないと限界を感じています。
そこでクレジットカードを事業用として用意しておくと、確定申告の際、比較的手間を削減できるのです。
ここで重要なのが「フリーランスになってからでは遅い」という点です。
クレジットカードは、現職の収入に対して限度額が設定されるため、収入が安定していないフリーランスなりたての方では審査が通りません。
複数のクレジットカードをすでに持っている方は、いずれか1つを事業用として分けておくのがおすすめです。
フリーランスになる際のどんな手続きがあるの?
フリーランスになるには、最低限やっておかなければいけない手続きがあります。
以下の表で必要な手続きについてまとめました。
開業届の提出 | 事業開始から1か月以内に税務署に提出。事業主として認められ、青色申告などの税制上の優遇措置を受けられる。 |
確定申告承認申請の提出 | 開業後2ヶ月以内に税務署へ提出。青色申告は最大65万円の控除が受けられるが、提出書類が多い。 |
国民健康保険・国民年金への加入 | 国民健康保険と国民年金への加入が必須。社会保険脱退後14日以内に手続きを済ませる必要あり。退職後も最長2年間社会保険を継続できる任意継続制度もある(条件あり) |
上記の通り、書類上の手続きがないとフリーランスとしての開業ができません。
税務署に行き「開業届を提出したい」と伝えれば、丁寧に教えてもらえます。
フリーランスになるうえで注意すべきことはある?
フリーランスは自由な働き方ができる反面、注意すべき点もあります。
フリーランスになってから後悔しないためにも、ぜひ参考にしてください。
収入が不安定になりやすい
フリーランスは稼働時間ではなく、成果物の納品本数によって収入が変動する形態が多い働き方です。
会社員のように毎月決まった給料が保証されているわけではありません。
収入は仕事量や単価によって変動するため、収入が安定しない時期もあります。
収入を安定させるためにも、複数のクライアントと契約し、収入源を分散させるのが大切です。
継続的な収入源が確保できたとしても、クライアント都合により仕事がなくなるケースもあります。
実は筆者も「これだけの案件数ならフリーランスになっても安定する!」と思った翌月から案件がクライアント都合でなくなった経験があります。
複数のクライアントと契約できるのがフリーランスのメリットでもあるため、収入源を分散できる環境を整えておきましょう。
健康管理を徹底しないと精神的な負担がかかる
フリーランスは、仕事とプライベートの区別がつきにくく、長時間労働になりがちです。
何より、病気や怪我で仕事ができなくなってしまうと、収入は減ってしまいます。
たとえば、2月5日にインフルエンザに罹患してしまい、1週間稼働できなかったとしましょう。
納期が2月14日だった場合、稼働できる日数は2〜3日です。
本来であれば1週間以上も余裕を持たせて稼働できたはずなのに対し、稼働時間が短くなるため、切羽詰まる結果になります。
納期(締め切り)のある仕事でフリーランスになる方はとくに、以下のポイントに注意しましょう。
睡眠時間の確保 | 毎日十分な睡眠時間を確保し、心身を休ませる |
適度な運動 | 軽い運動を習慣化してストレスの解消、心身共に健康な状態を保つ |
休息 | 仕事ばかりでなく、趣味やリラックスできる時間を作るよう心がける |
▼採用担当者様へ:会社見学と仕事体験の採用/求人サイトのWorkWork(わくわく)ポータルへ掲載しませんか?

まとめ
フリーランスになるには、あらかじめポートフォリオやスキルなどの事前準備が必要です。
営業力やコミュニケーション能力を磨いておき、仕事獲得のためスキルアップも重要です。
開業届を始めとした手続きも必要なため、退職後すぐにフリーランスになるのは難しいでしょう。
自由度の高いフリーランスを目指している方は、事前準備を怠らず、精神的にも安定できるようスキルアップに努めていきましょう。
\こちらもおすすめ/
▼【担当者必見】退職代行を使われたらどうすれば?人事としての対応について解説