「雇用形態」とは?それぞれのメリット・デメリットを比較
就職活動や転職活動を始めると、「雇用形態」という言葉を目にします。正社員、契約社員、派遣社員、アルバイト・パートなど、さまざまな働き方がありますが、それぞれどのような特徴があるのでしょうか。
本記事では、おもな雇用形態の種類とそれぞれのメリット・デメリットについて詳しく解説します。自分に合った働き方を見つけるための参考にしてみてください。
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目次
雇用形態とは?
雇用形態とは、企業と労働者が結ぶ雇用契約の種類や、働き方の形態を指します。雇用形態ごとに、労働時間や雇用期間、待遇などの条件が異なるのが特徴です。
よりよい働き方を実現するためには、自分のライフスタイルやキャリアプランに合わせた選択が重要です。
おもな雇用形態
おもな雇用形態は、正社員、契約社員、派遣社員、アルバイト・パート、業務委託などに分けられます。
それぞれの特徴を理解することで、より良いキャリア選択ができるでしょう。
正社員
正社員は、雇用期間の定めがなく、企業と直接雇用契約を結ぶ働き方です。フルタイムで働くことが一般的で、日本では最もスタンダードな雇用形態とされています。
契約社員
契約社員は、企業と一定期間の雇用契約を結ぶ働き方です。契約期間は3ヶ月から1年程度が一般的で、契約更新によって継続的に働くケースもあります。
派遣社員
派遣社員は、派遣会社と雇用契約を結び、派遣先企業で働く形態です。給与は派遣会社から支払われ、福利厚生も派遣会社の規定によるものが適用されます。
アルバイト・パート
アルバイト・パートは、比較的短時間の勤務を前提とした雇用形態です。法律上の明確な区別はありません。学生や主婦層が多く働く形態として、広く認識されています。
業務委託
業務委託は、企業と雇用契約を結ばず、業務ごとに契約を結ぶ働き方です。フリーランスや個人事業主として働くケースが多く、労働者ではなく事業主として扱われます。
正社員のメリット・デメリット
ここでは、正社員のメリット・デメリットを解説します。
メリット
正社員の最大のメリットは、雇用の安定性です。雇用期間の定めがないため、長期的に働き続けられます。また、昇給や昇進のチャンスがあり、キャリアアップを目指しやすい環境といえるでしょう。
福利厚生が充実している点も魅力です。社会保険はもちろん、住宅手当や家族手当、退職金制度など、手厚い待遇を受けられる企業が多くあります。ボーナスの支給も期待でき、年収面でも他の雇用形態と比べて有利な場合が多いでしょう。
長期的なキャリア形成を考えている方には最適な働き方といえます。
デメリット
正社員には、責任の重さや拘束時間の長さといったデメリットもあります。フルタイム勤務が基本のため、プライベートの時間を確保しにくい場合があるでしょう。
転勤や異動の可能性があることも考慮すべき点です。企業の方針によっては、希望しない部署への配属や勤務地の変更を求められることもあります。
副業が制限されている場合も多く、収入源を複数持ちたい方にとっては不自由に感じられるかもしれません。
契約社員のメリット・デメリット
契約社員として働くメリット・デメリットを見ていきましょう。
メリット
契約社員のメリットは、専門性を活かした仕事に就きやすい点です。特定のプロジェクトやポジションでの採用が多いため、自分のスキルや経験を存分に発揮できる環境に期待できます。
正社員と比べて採用のハードルが低い場合もあり、未経験の業界や職種にチャレンジしやすいという利点もあります。契約期間が明確なため、キャリアチェンジの計画も立てやすいでしょう。
企業によっては正社員登用制度を設けている場合もあり、実績を積むことで正社員への道が開ける可能性もあります。
デメリット
契約社員のデメリットは、雇用の不安定さです。契約期間が満了すれば雇用が終了するため、継続的な収入が保証されているわけではありません。契約更新されない可能性も常に念頭に置く必要があります。
ボーナスや退職金が支給されないケースも多く、正社員と比べると年収面で不利になることも。昇給の機会が限られているため、長期的な収入アップはに期待しにくいでしょう。
派遣社員のメリット・デメリット
ここから、派遣社員のメリット・デメリットについて解説します。
メリット
派遣社員のメリットは、多様な企業や業界で働ける点です。さまざまな職場を経験できるため、幅広いスキルを身につけられます。自分に合った職場を見つけやすいという利点もあるでしょう。
また、希望する勤務時間や勤務地を選びやすく、ライフスタイルに合わせた働き方が可能です。派遣会社のサポートを受けられるため、職場でのトラブルや悩みを相談しやすい環境も整っています。
デメリット
派遣社員は契約期間が定められており、雇用が不安定な特徴があります。契約終了後は新たな派遣先を探さなければなりません。
また、派遣先企業の直接雇用ではないため、ボーナスや退職金が支給されないケースが多く、昇給の機会も限られています。派遣先企業での正社員登用を目指す場合でも、必ずしも実現するとは限りません。
アルバイト・パートのメリット・デメリット
アルバイト・パートのメリット・デメリットを確認していきましょう。
メリット
アルバイト・パートのメリットは、働く時間を自由に調整できる点です。学業や家事、育児との両立がしやすく、自分のライフスタイルに合わせた柔軟な働き方ができます。
採用のハードルが比較的低く、未経験でも始めやすい仕事が多いのも特徴です。掛け持ちしやすいため、複数の職場で多様な経験を積めるのも魅力といえます。
シフトの融通が利きやすく、急な予定変更にも対応しやすいでしょう。
デメリット
アルバイト・パートのデメリットは、収入が不安定になりがちな点です。時給制が基本のため、シフトが削減されれば収入も減少します。ボーナスや退職金がない場合がほとんどで、長期的な収入面では不利といえます。
福利厚生も正社員と比べて限定的で、キャリアアップの機会も少ないのが現状です。
社会的な信用度も低くなりやすく、ローンの審査などで不利になる可能性もあります。
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まとめ:自分に合った雇用形態を選ぼう
それぞれの雇用形態には、メリットとデメリットがあります。自分の優先順位に合わせて選ぶことが大切です。
1つの雇用形態にこだわらず、ライフステージに応じて柔軟に変えていくことも可能です。自分らしい働き方を見つけて、充実し
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