ボランティアは就活の力になる?意味がないと言われる理由や効果的なアピール方法を紹介

「就活で何かアピールできる経験が欲しいけど、ボランティアって本当に意味ある?」
そんな意見を聞いたことのある方もいるのではないでしょうか。
この記事では、意味がないと言われる理由を深掘りするとともに、ボランティア経験を内定に結びつけるためのポイントを解説します。
就活中でボランティア活動に参加するかお悩みの方は、ぜひ最後まで参考にしてみてください。
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目次
なぜ「ボランティアは就活に意味がない」と言われるのか?
「ボランティアは就活に意味がない」と言われるのには、いくつかの理由があります。ここから、その理由について見ていきましょう。
理由①単なる”体験”で終わっているから
目的意識が曖昧なままボランティア活動に参加すると、何も得られずに終わってしまうことも少なくありません。就活で重要なのは、その活動を通じて何が得られたのか、自分の視点で語ることです。
「街の清掃活動に参加した」「募金イベントを手伝った」という事実だけを伝えるだけにならないよう、目的意識を持って参加することが大切です。
理由②アルバイトや学業と比べて見劣りすると思われがちだから
アルバイトは給料が発生するため、時間や責任に対する意識が自然と高まります。一方、ボランティアは無報酬の活動であるため、「遊びの延長」「責任感が薄い」と見なされることも少なくありません。
また学業であれば、資格取得やゼミでの研究発表など、客観的な成果が目に見えやすい一方で、ボランティアは成果も不明確になりがちです。あいまいな印象を与えやすいため、言語化するスキルが求められます。
理由③自発的な動機で参加していないから
ボランティアは「無償の活動」であるからこそ、参加する人の内面的な動機が重要視されます。しかし「就活のネタ作りのために」「友人に誘われてなんとなく」といった理由で参加した経験は、面接官に見抜かれやすいです。
また動機が浅いと、困難に直面したときにも解決するための意欲が湧かず、本質的な学びや成長が生まれにくいといったデメリットもあります。
ボランティア活動を就活に活かすためのポイント
ボランティアを経験した事実だけでは、面接官の心を動かすことはできません。ここから、ボランティア経験を内定につなげるための2つのポイントを解説します。
ボランティア活動への動機と目的を明確にする
ボランティア活動に参加する前に、まずは「なぜこの活動をするのか?」という動機を明確にしておきましょう。もし動機が曖昧なまま参加してしまうと、ただの経験で終わってしまい、就活でのアピールポイントになりにくいためです。
就活だけのために参加するのでは、主体性や熱意が不十分と判断されるリスクがあります。「子どもの貧困問題に関心があったから」「生まれ育った地域の活性化に貢献したかったから」といった具体的な目的意識を語るだけでなく、そのように思うに至った背景まで伝えられるようにしておくのがベストです。
企業の視点になって伝える内容を考える
ボランティア経験を就職活動でアピールする際には、単なる事実を伝えるだけでは不十分です。ボランティア活動で身につけたスキルを、入社後の業務内容にどう活かせるかを明確にすることが重要です。具体的な伝え方の例を、以下に示しました。
わたしは地域のお祭り運営ボランティアで、広報チームのリーダーを務めました。メンバーの中にはモチベーションにばらつきがありましたが、一人ひとりと向き合い、得意なことを生かせる役割を割り振るよう工夫しました。その結果、チーム全体の士気が高まり、来場者アンケートでも『案内が分かりやすかった』と高評価をいただくことができました。チームをまとめるリーダーシップを、実際に経験として学びとる貴重な経験になりました。 |
企業が知りたいのは、あなたが自身の意志で行動し、困難を乗り越えた経験です。ボランティアで得た経験を、入社後にどう活かせるかを具体的に示すことを意識しましょう。
また、志望企業や職種に合わせてアピールポイントを変えるとより効果的です。上記の例ではリーダーシップに焦点を当てていますが、活動を通じて地域の人々とコミュニケーションを取った経験は、営業や販売などの現場でも役立ちます。
ボランティア経験が、どのように貢献できるかという視点でアピールしてみてください。
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まとめ:ボランティア経験は就活での強みになる
「就活のネタ」を探すためにボランティアを始めた方もいるかもしれません。「ボランティアは就活に意味がない」と言われる理由は、その活動に「目的意識」がなかったり、得られた学びを「言語化」できていなかったりするためです。
また、ボランティアを単なる体験談にするのではなく、活動を通じて得た主体性や課題解決能力を活かすプランを立てて、企業へアピールすることが大切です。その結びつきを明確に語ることで、あなたの経験を就活での強力な武器として活かせるでしょう。
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