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アルバイト・パート

バイトを掛け持ちするメリット・デメリットは?注意点を解説

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「もっと収入を増やしたい」「貯金を増やしたい」と考え、バイトの掛け持ちを検討している方も多いのではないでしょうか。

バイトを掛け持ちすれば、たしかに収入は増えます。しかし、税金や社会保険の手続き、確定申告など注意すべき点も少なくありません。

この記事では、バイトを掛け持ちするメリット・デメリットから、確定申告で失敗しないためのポイントまで詳しく解説します。


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バイトを掛け持ちするメリット

バイトを掛け持ちするおもなメリットには、以下が挙げられます。

  • ・収入を大幅に増やせる
  • ・複数のスキルや経験を積める
  • ・リスク分散ができる

まず、単純に働く時間が増えることで、月々の収入アップが見込めます。貯金目標がある方や、生活費を稼ぎたい学生にとって大きなメリットといえるでしょう。

また、異なる業種や職種のバイトを組み合わせれば、幅広いスキルを身につけることも可能です。接客業と事務作業を掛け持ちすれば、コミュニケーション能力とPC作業スキルの両方を磨けます。

一つのバイト先でシフトが減ったり、急に契約終了になったりしても、もう一つの収入源があれば、生活への影響を最小限に抑えられます。収入の安定性が高まる点は、大きな安心材料といえるでしょう。

バイト掛け持ちのデメリット

バイトを掛け持ちするおもなデメリットは、以下のとおりです。

  • ・プライベートの時間が減る
  • ・体調管理が難しくなる
  • ・税金や社会保険の手続きが複雑になる

働く時間が増える分、自由に使える時間は必然的に減少します。友人との予定が合わせにくくなったり、趣味や勉強の時間が取れなくなったりするなど、私生活の満足度に影響するかもしれません。

また、休息時間が十分に取れないと、疲れが溜まりやすくなります。無理をして働き続けると、体調不良で両方の職場で休まざるを得なくなることも考えられるでしょう。体力に自信がない方は、特に注意が必要です。

さらに、2ヶ所以上から給与を受け取る場合、自分で確定申告をしなければなりません。労働時間や収入によっては、社会保険の加入義務が生じることもあります。源泉徴収票を複数管理したり、収入を合算して申告したりする手間がかかるため、税務処理が面倒になる点はデメリットといえるでしょう。

バイト掛け持ち時の注意点

ここから、バイトを掛け持ちする際の注意点を解説します。それぞれ確認しておきましょう。

就業規則を確認する

第一に、バイト先それぞれの就業規則で掛け持ちや副業が許可されているか確認しましょう。事前確認を怠ると、トラブルになる可能性があります。バイトを掛け持ちする際は、必ずそれぞれの職場に伝えておくことが大切です。

労働時間・体調管理に注意する

掛け持ちする際は、すべてのバイト先の労働時間を合計し、働きすぎにならないよう注意が必要です。疲労で体調を崩したり、いずれかの仕事に影響が出たりしないよう、自己管理を徹底しましょう。

社会保険の加入条件を確認する

複数の職場の労働時間や収入の合計によっては、健康保険や厚生年金保険などの社会保険への加入義務が発生する場合があります。

複数のバイト先を掛け持ちしている場合、それぞれの職場で加入条件を満たすかどうかが個別に判断されるため、注意が必要です。

税務対策を怠らない

毎月の給与明細を保管し、給与額を記録することが大切です。バイト掛け持ちの場合、複数の職場から源泉徴収票をもらう必要があります。年末に源泉徴収票を受け取ったら内容を確認し、紛失しないように保管しておきましょう。

扶養親族の場合の注意点

扶養親族である場合は、確定申告の必要性とは別に、所得税の壁を意識しておきましょう。

2つのバイト先からの給与を合算した合計額が103万円を超えると、扶養控除から外れてしまいます。130万円以上になると、親の健康保険・年金から外れ、自分で社会保険(健康保険・厚生年金)もしくは、国民健康保険・国民年金に加入しなければなりません。

バイトの掛け持ちで確定申告が必要になるケース

年末調整は基本的に、1ヶ所の勤務先でしか行えません。そのため、以下のケースに該当する場合は確定申告が必要です。

【確定申告が必要なケース】

  • ・メインのバイト先で年末調整を受けて、サブのバイト先での年間収入が20万円を超える場合
  • ・2か所以上から給与を受け取っていて、年末調整されなかった給与の収入金額と、給与所得以外の所得金額の合計が20万円を超える場合

【確定申告が不要なケース】

  • ・サブのバイト先での年間収入が20万円以下の場合(ただし住民税の申告は必要な場合がある)
  • ・すべての収入を合わせても年間103万円以下の場合(所得税がかからないため)

なお、確定申告をすることで源泉徴収された税金が還付されるケースもあり、義務はなくとも申告したほうが得になることがあります。


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まとめ:バイトは計画的に掛け持ちすれば収入アップとスキル習得が可能

バイトの掛け持ちは、収入を増やしたり、複数のスキルを身につけたりできる一方で、体調管理や税務手続きに注意が必要です。

特に扶養に入っている方は、103万円・130万円の壁を意識することがポイントです。就業規則の確認、労働時間の管理、社会保険や確定申告の対応を怠らず、無理のない範囲で計画的に働くことを心がけましょう。

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フリーライター

心理学的な視点から、人の行動や思考パターンを分析するのが得意です。フリーランスWebライターとして活動した経験も生かしながら、企業と働く人をつなぐ採用・人事領域をテーマとした記事をお届けします。
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