AI技術の成長は本当にライターの仕事を奪うの?専業ライターの筆者が本音を語ります
「AI技術の成長でライターの仕事が奪われる」
ライターとして活動して2年が経った今でも、よく耳にします。
筆者の周りでもAI技術の成長が原因で、ライターの仕事が激減し、ライター業を辞めてしまった方もいるのが事実です。
そこで今回は、今でもライターの仕事をいただいている筆者の体験談をもとに本音をお伝えします。
「せっかく始めたライター業を諦めたくない」
「今からライターを始めるのは不安」
など悩みを抱えている方は、ぜひ参考にしてください。
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目次
そもそもAI技術でできるライティングとは
AI技を活用すれば、ライティングにかかる時間を大幅に削減できるメリットがあります。
●リサーチにかかる時間
●構成作成にかかる時間
●文章作成にかかる時間
●誤字脱字チェックにかかる時間 など
上記のように、1記事の記事を作成するのにかかる時間は、文字数にもよりますが1時間以上はかかるでしょう。
1人で悩んでいた時間やタイピングにかかっていた時間を削減するために、AI技術をライティングに活用しているライターも増えています。
ライターに外注していた企業も、ChatGPTのような生成AIを活用して外注費用を削減している企業もいると聞いた経験があります。
AI技術の成長はライターの仕事を奪うのか
海外の掲示板サイト「Reddit」の投稿に、とあるライターが「時給80ドルの仕事が亡くなった」と投稿がありました。
フリーランスのライターとして10年以上の経歴を持っていて、大手企業からの依頼もあったようです。
しかし、ChatGPTの普及によりライターの仕事が激減してしまったのです。
たしかにChatGPTは前述の通り、リサーチや構成、文章作成などにかかる時間は、プロンプト(AIへの指示出し)次第で、プロのライターが書いたような記事を生成できます。
X(旧Twitter)で「#ライター 募集」と検索して仕事を探してみても、ChatGPTが普及する以前と比べ、激減しているのを感じます。
在宅でできて副業としてもおすすめの仕事であるライターの仕事も、AI技術の成長により諦めてしまうライターもいるでしょう。
ライターにできてAIにできない仕事
一見すると「ライターの仕事はAIに奪われる」と思う方が多く、筆者の周りでも「AI技術の影響で仕事が減った」と嘆くライターもいます。
しかし、今も変わらないどころかライターの仕事が増えている筆者は、以下のポイントが「ライターにできてAIにできない仕事」と感じています。
●感情表現
●体験談
感情表現
AI技術は大量の文章や数値などを学習しているので、文章の質が高いのは事実です。
しかしAI技術で生成できる文章には、感情表現が感じられません。
たとえば「〇〇市 おすすめ 居酒屋」を紹介する記事を作成する際、AI技術を活用して生成した記事は、あくまで事実を並べた記事になるでしょう。
一方で実際に住んでいる地域で、足を運んだ居酒屋を紹介する記事を自分の手で書き上げる際、料理の味やお店の雰囲気など、感想を書きたくなりませんか。
つまり、商品やサービスなどの魅力を伝えたくてオウンドメディアを運用している企業にも、SEO記事作成の需要がゼロとは言えないのです。
実際に筆者が今受注している案件も、独自性を重視しているメディアが大半です。
言わば「人(自分)の心が動いた瞬間」を文章にできるライターであれば、AIにライターの仕事が奪われるとは考えにくいでしょう。
体験談
筆者が思う「AI技術では書けない内容」は、体験談の記載が必要な記事です。
前述で取り上げた居酒屋を例にすると、料理の味やお店の雰囲気、店員の対応などは実際に足を運んでわかる情報です。
「〇〇(居酒屋名)の人気料理は〜〜です」と事実であれば、AI技術で書けます。
しかし「〇〇市 おすすめ 居酒屋」のような記事を検索した際、多くの方が「実際に美味しいのか」が気になるでしょう。
他にも「看護師経験があるライター」や「弊社の商品を使った感想」などの案件が今でもあるので、ライターの仕事を諦めるのは早いと言えます。
●食レポ
●体験レポ
●取材
●YouTube台本 など
上記のような案件は、AI技術で作成するのは難しいジャンルだと感じてます。
AI技術の苦手ジャンルを理解し、SEO記事でもAI技術に負けないライターを目指していきましょう。
AIに仕事を奪われないライターになる方法
AI技術が成長しても、ライターの仕事が奪われないようにする方法は、以下の方法が挙げられます。
●専門的な知識やスキルを磨いて専門分野に着手する
●ブログや記名記事を書いて成果物である記事を増やす
●Webディレクターになって記事のチェックをする
上記のうち、専門分野の案件を獲得できれば、文字単価5円以上の案件と契約できるでしょう。
たとえば金融や美容などは専門的な資格や経験があるライターが採用される傾向にあります。
しかし中には「専門的な資格も経験もないから専門分野に挑戦するのは難しい」と考える方もいるでしょう。
筆者はおすすめしたい方法は、Webディレクターとしての稼働です。
ライターが書いた記事をチェックしたり、クライアントと打ち合わせをしたりする業務が多く、AI技術では手の届かない業務です。
まだまだライターの仕事は尽きていないので、今からライターに挑戦するのも遅くないと感じています。
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まとめ
今回は「AI技術の成長でライターの仕事が奪われる」と言われる傾向について、筆者の体験談をもとに本音を語りました。
たしかにライターの仕事は減っているように感じますが、感情表現や体験談などはAI技術を活用しても、読者の心を動かす記事作成は難しいでしょう。
ライターの仕事は、テキストコミュニケーションが多く「文字だけの世界」に感じやすい傾向にあります。
文章作成のプロとしてAI技術に負けないよう、上位表示されている記事を参考にしながら独自性あふれる記事を作成していきましょう。
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