MLB球団で働いてる日本人スタッフって実は多い?仕事内容や魅力を紹介!
近年、野球では多くの選手が渡米し、メジャーリーグ(MLB)で活躍しており、たびたび話題になりますよね。
しかし、MLBで活躍している日本人は、選手だけではないのをご存じでしょうか?
実は、選手以外にも数多くのスタッフがチーム、選手のために尽力しているんです。
本記事では、メジャーリーグで活躍する日本人や、その職種・仕事内容について詳しく解説します。
MLBに興味がある人、働いてみたい人はぜひ最後までご覧ください。
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メジャーリーグで活躍する日本人と職種
メジャーリーグで活躍する日本人はごく少数ではありますが、さまざまな職種・ポジションがあります。
ここでは、その具体的な職種や例を紹介します。
選手
MLBで活躍する日本人を紹介するうえで欠かせないのが、もちろんプレーする選手です。
1964年に村上雅則さんが日本人初のメジャーリーガーとなってから、野茂英雄さん、松井秀喜さん、イチローさんなど、数多くの選手がMLBの舞台で華々しく活躍してきました。
現在は、大谷翔平選手や鈴木誠也選手をはじめ、10名以上の選手が現役で活躍しています。
また、プロ野球選手は社員として球団に所属するのではなく、個人事業主として球団と契約を結ぶのが一般的です。
コーチ・監督
あまりイメージはないかもしれませんが、MLB球団で活躍している日本人コーチや監督の方もいます。
例えば、石橋史匡さんは独立リーグの元選手で日本プロ野球(NPB)やMLBでの活躍はないものの、ブルペン捕手やコーチの経験を経て、現在はロサンゼルス・ドジャース傘下のドミニカンサマーリーグにて監督を務めています。
また、植松泰良さんはサンフランシスコ・ジャイアンツのクオリティ・コントロール担当コーチを務めており、これはMLB球団で日本人がコーチを務める史上初の事例となっています。
球団職員
野球経験がなくても、球団職員として貢献する道もあります。
球団職員の仕事は、営業や総務、広報、企画、グッズ開発、ファンクラブ運営など多岐にわたります。
MLBの球団職員になるのは非常に狭き門で、外国の大手企業に就職するような難易度になるでしょう。
そのため、目指すのであればマイナーチームのインターンなどから始め、知識やスキルを身に付けたうえで徐々にステップアップしていくのが現実的です。
通訳
通訳は選手ほどではありませんが、試合に帯同して脚光を浴びるポジションです。
一般的な通訳とは異なり、選手に作戦や意図などを正確に伝える必要があるため、英語力だけでなく野球の知識も必要な非常に責任の重い仕事と言えます。
近年は日本人メジャーリーガーも増えてきたため、昔に比べて通訳の需要は高まっています。
日本人選手が移籍する際に通訳の公募が出ることもあるため、興味のある人はこまめにチェックしてみましょう。
トレーナー
トレーナーとしての実力があれば、MLB球団での活躍も夢ではありません。
実際に、日本人トレーナ-としてタンパベイ・レイズの福田紳一郎さん(アスレチックトレーナー、鍼灸師)、渡辺誉さん(マッサージセラピスト、モビリティースペシャリスト)などがいます。
福田さんは治療に東洋医学を取り入れており、実際にMLB選手からの評価も高いようです。
(参考:MLB.com「レイズを支える「体のプロ」日本人スタッフ」)
オーナー
もしも資金があるなら、オーナーとして球団に関わることも可能です。
ビジョナル株式会社の代表取締役社長である南壮一郎は、2023年4月にニューヨーク・ヤンキースの部分的オーナーになりました。
なお、日本人がヤンキースのオーナーになるのは史上初の出来事です。
南さんは2022年に「10歳の時の夢がメジャーリーグの球団オーナーになること。せっかく目指したい夢、志があるなら口にするべきであって、自分にプレッシャーを与えることでより早い、より力強い行動を自分から導き出そうとしている」と語っており、自身の夢を叶えた形になりました。
また、過去には任天堂がシアトル・マリナーズのオーナーだった時期もあるように、MLB球団を保有することは不可能ではありません。
MLBで働くメリット・デメリット
MLBで働く最大のメリットは、世界最高峰のスポーツビジネスの現場に関われることです。
選手・スタッフ問わず、多様な国籍の人と協働し、語学力やグローバルな視野を磨けます。
また、組織としての運営力やマーケティングの仕組みは非常に高度で、キャリア形成にも大きな価値があります。
一方で、ポジションによっては競争が激しく、成果主義が徹底しているため、安定性に欠ける側面には注意が必要です。
さらに英語力や専門知識が求められ、職種によってはビザの壁も課題になります。
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まとめ
MLBで働くのは不可能ではありませんが、世界最高峰の現場なだけあって、非常に狭き門であることは理解しておきましょう。
ただ、選手以外にもスタッフや球団職員など、さまざまな場面でMLBに関わるチャンスはあります。
本記事で紹介した職種や業務内容を参考に、ぜひ興味を持っていただけたら幸いです。
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