【伝統工芸を受け継ぐ】後継者インターンシップとは? 応募方法や内容について解説!
日本の伝統工芸は歴史や文化、生活風習と密接に結びつく重要な文化遺産で、世界的に知られるものも多くあります。
しかし、グローバル化や産業の発展に伴って、それらは現在失われつつあります。特に、少子高齢化の影響による後継者不足は深刻です。
そんな問題を解決すべくおこなわれているのが、「ニッポン手仕事図鑑」の主催する「後継者インターンシップ」です。
本記事では、後継者インターンシップの内容や応募方法について解説していくので、伝統工芸の仕事に興味のある人はぜひ最後までご覧ください。
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目次
後継者インターンシップとは?
後継者インターンシップは、ニッポン手仕事図鑑が手がける伝統工芸産業の産地と若者とのマッチングをおこなうプロジェクトです。
ニッポン手仕事図鑑は「ニッポンの手仕事を残していく」ことを目標に立ち上げられた動画メディアで、日本各地の職人たちの仕事を取材しています。
現在、日本の伝統工芸の多くは深刻な後継者不足問題を抱えていますが、中でもいちばんの問題は現役の伝統工芸職人および工房と若者が出会う機会が不足していることです。
後継者インターンシップでは問題を解決すべく若者が全国各地の伝統工芸に触れる機会を随時設けており、両者のマッチングを成功させています。
後継者インターンシップの内容
後継者インターンシップでは各地の工房へ行き、職人に話を聞いたり仕事を体験したりできます。
伝統工芸は実際に目で見て触れて感じてみないとわからないことも多いため、興味を持っている人にとって参加するメリットは大きいでしょう。
期間は1泊2日~2泊3日と短いものがほとんどですが、丸一日かけてさまざまなことを体験できます。
また、仕事体験だけでなく移住した際の生活について相談できる時間も設けられており、内定後の生活のイメージも湧きやすくなっています。
後継者インターンシップに参加するメリット
後継者インターンシップに参加するメリットはおもに次の3点です。
- ・実際に工房で仕事が体験できる
- ・交通費が支給される
- ・移住のサポートがしてもらえる
以下ではそれぞれのメリットについてより具体的に解説していきます。
実際に工房で仕事が体験できる
後継者インターンシップでは、実際に工房を訪れて仕事が体験できます。見学だけでなく実際に作業ができるので、楽しみながら伝統工芸について知ることが可能です。
また、実際に働く職人からも話を聞けるため、就職後の働き方も想像しやすいでしょう。
交通費が支給される
伝統工芸の工房は全国各地にあり、訪問するのは費用の面でも交通の面でも大変です。その点、後継者インターンシップに参加すれば交通費や宿泊費が補助されます。
住む地域によっては数万円が浮くことになるので、就活にかかる費用が不安な人におすすめです。
ただし、補助額はインターンシップごとに異なるほか、現地での飲食代は自己負担になることが多い点には注意しましょう。
移住のサポートがしてもらえる
インターンシップでは実際に働く人に生活のことを聞けますが、それ以外に先輩の移住者や市町村の移住担当者との相談会が設けられていることもあります。
相談会では生活についてのあらゆる相談に乗ってもらえるので、移住した際のイメージがつきやすくなります。
後継者インターンシップの選考から就職までの流れ
後継者インターンシップの選考から就職までの流れは以下の通りです。
①公式HPからエントリー
②エントリーシートをもとに1次選考
③2次選考(オンライン面談)
④参加者確定
⑤インターン実施
⑥内定・移住
①公式HPからエントリー
まずはニッポン手仕事図鑑の公式HPから興味のあるインターンシップを選択し、参加申込フォームから応募しましょう。
応募すると登録したメールアドレス宛てにエントリーシートのURLが届くので、必要事項を入力して提出してください。
②エントリーシートをもとに1次選考
提出した内容をもとに1次選考がおこなわれます。
後継者インターンシップは人気で倍率が高いため、通過するためにしっかり内容を充実させましょう。
③2次選考(オンライン面談)
1次選考を通過すると、続いて2次選考が実施されます。
2次選考はオンラインのグループ面談で、所要時間は1時間程度です。
④参加者確定
2次選考を経て面談参加者に合否の連絡が届き、インターンシップの参加者が確定します。
⑤インターン実施
参加者は6名程度、期間は1泊2日~2泊3日での募集が多いようです。
インターンが内定につながることもあるので、積極的にチャレンジしましょう。
⑥内定・移住
内定がもらえたら、勤務開始までに移住して準備を整えましょう。
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まとめ
後継者インターンシップは職人を目指す若者と、後継者不足を解消したい工房をマッチさせる優れたサービスです。
さまざまな伝統工芸の募集があるので、参加したいものがないかこまめに公式HPをチェックしておきましょう。
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