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Off-JTとは?OJTとの違いや取り入れるメリット・デメリット(対策)について

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多くの日本企業で採用されている教育手法・OJTですが、同様にOFF-JTも取り入れられています。

しかし、具体的にどんな違いがあって、どんなメリットがあるのでしょうか。

そこで本記事では、OFF-JTについて、OJTとの違いや取り入れるメリット・デメリットについて解説していきます。


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OFF-JTとは?

OFF-JTとは、<Off-The-Job Training>の略称で、通常の業務から離れ、研修やセミナーを行うことです。別名・職場外研修とも呼ばれます。

具体的には、外部講師を招いて行われる座学研修やスクール、PCやタブレット端末を用いたeラーニング講座が挙げられます。

OFF-JTの実施状況

厚生労働省の「能力開発基本調査(令和5年度)」によると、OFF-JTを実施した事業所は72.6%に上ります。

これは正社員または正社員以外を含む全体の数字で、詳しい内訳は以下の通りです。


引用:令和5年度「能力開発基本調査」(厚生労働省)

また、OJTは新入社員向けに行われるイメージが強いかと思いますが、OFF-JTを実施した事業所の職層等別の割合は以下の通りです。


引用:令和5年度「能力開発基本調査」(厚生労働省)

新入社員は58.9%、中堅社員は56.9%、そして管理職層は48.0%と、OJT同様に新入社員が最も多いものの、職層を問わずまんべんなく実施されていることが分かります。

OJTとの違い

OJTは、主に職場の先輩社員が後輩の教育担当となり、実務を通してマンツーマンの指導を行う教育方法です。

どちらも、スキルや知識の向上を目的とした人材育成であることに代わりはありませんが、具体的に以下の違いがあります。

OFF-JTOJT
実施場所社外社内
実施方法集団研修直接指導
学ぶ内容体系的な知識・スキル実務に直結したスキル

そのため、OJTとOFF-JTを組み合わせることで、より教育の効果を発揮できると言えます。

OFF-JTを取り入れるメリット

ここからは、OFF-JTを取り入れることで得られるメリットを解説していきます。

現場の負担軽減

まず、大きなメリットとして挙げられるのは、現場の負担が軽減されることです。

OJTの場合、社内で教育担当を決め、実務に沿って指導が行われるために指導者の負担はかなり大きくなります。

その点、Off-JTであれば外部の講師やサービスを活用できるため、「教えられる人材がいない」なんて問題も解消されます。

教育担当によるバラつきが出にくい

Off-JTは基本、集団で研修を受けたり、同じeラーニング講座を受けたりするため、学びの質を統一できることも魅力です。

OJTは一人ひとりに教育担当が付くマンツーマン指導なので、教える人によってどうしてもバラつきが出てしまう恐れがあります。

その面を補うことができるのもメリットです。

体系的な知識を得られる

体系的な知識とは、ひとつの物事を順序立てて組み立てられた知識のことです。

例えば営業職の場合、実務を介したOJTだと、「提案する商材の特徴」「基本的な営業トーク」といった断片的な知識でしか学ぶことができません。

しかしOff-JTであれば、「見込み客を絞る→ニーズを把握→提案→クロージング」などと、全体的な流れで学ぶことができるのです。

OFF-JTを取り入れるデメリット

一方で、OFF-JTには注意すべきデメリットも存在します。これらを考慮した上で導入する必要があるでしょう。

外部へ依頼するコストがかかる

まず挙げられるデメリットとして、金銭的なコストがかかることです。外部講師を招いたり、宿泊研修を行ったりする場合は、その分費用が掛かります。

そのため、費用対効果を考えて、eラーニング講座を取り入れるほか、研修をオンラインで実施するなどでコストを抑える方法もあるでしょう。

参加者のモチベーション低下の恐れ

OJTの実践的な学びに比べ、Off-JTの体系的な学びは従業員のモチベーションが低下する恐れがあります。

だからこそ指導者側が、教える知識が実務でどう生きるのかをわかりやすく伝える必要があるでしょう。

実務に活かせるまで時間がかかる

現場を離れて実施されるOff-JTは、OJTに比べて学んだ知識を活かせるまでに時間がかかる傾向にあります。

それは座学で得た専門的な知識が、必ずしも実務に直結するとは限らないからです。

だからこそ、Off-JTでインプットして、すぐにOJTでアウトプットできるような環境を整えておくことが良いでしょう。


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まとめ

今回は、Off-JTについて、OJTとの違いや取り入れるメリット・デメリットをご紹介しました。

Off-JTは多くの企業が取り入れている教育手法ですが、OJTと組み合わせることでそれぞれにないものを補い合って、さらに高い教育効果が期待できるでしょう。

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ライター紹介

あんず

編集・ライター

NO WORK,NO LIFE. 生きるために働く皆さんの+αとなる記事をお届けします。
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