アルバイトやパートも職務経歴書に職歴として書いていいの?知人から集めた5つの疑問に回答します
アルバイトやパートしか経験して来なかった方が急に応募先から「職務経歴書の提出をお願いします」と言われたら焦ってしまうものです。
実は筆者自身、僧侶しか経験して来なかった頃、職務経歴書の作成に手間取った経験があります。
今となってはフリーランスのライターとして活動していますが、業務委託でも職務経歴書を求められるケースがあります。
そこで今回、アルバイトやパートしか経験して来なかった方に向けて、職務経歴書に書ける内容を紹介するので参考にしてください。
目次
ケース別|アルバイトやパートも職務経歴書に書けるの?
アルバイトやパートしか経験がなくても、職務経歴書に書けるケースがあります。
正社員や契約社員として勤めた経験がなくても、以下の職歴があれば職務経歴書を書けます。
- ・社会保険に加入していた職歴がある
- ・志望する職種に関連した職歴がある
応募先から履歴書だけでなく、職務経歴書を求められた際にすぐ作成できるよう、内容の精査に役立ててもらえたら幸いです。
社会保険に加入していた職歴がある
アルバイトやパートとして雇われていて、社会保険に加入していれば職務経歴書に書けます。
なぜなら新しい職場で社会保険の加入を求められた際に、直近で働いていた職場の情報が必要になるからです。
応募先によっては「雇用保険被保険者証」に書かれた「被保険者番号」さえあれば十分な職場もあるので、職務経歴書が不必要になります。
仮に紛失してしまった場合は、最寄りのハローワークに問い合わせて、再交付を依頼しましょう。
窓口に直接行けば即日交付されますが、郵送の場合は5日ほどかかってしまうので、余裕をもっておく必要があります。
志望する職種に関連した職歴がある
応募先から職務経歴書を求められた際、志望する職種と関連した職歴がある場合は、率先して書いておきたい内容になります。
たとえば、コールセンターのアルバイトを経験していて、応募先もコールセンターの仕事であれば、応募先企業に「経験者」とアピールできます。
同業種に勤めた職歴がなかったとしても、関連した情報があれば十分アピールできるので、実績を洗い出しておきましょう。
応募先が求めるスキルや仕事に対する思いを職務経歴書に書き「この人は活躍してくれそう」と思わせるのがコツになります。
職務経歴書の具体的な書き方は「職務経歴書の書き方がわからない|僧侶から初めて民間企業に転職できた体験談をもとに紹介」で詳しく解説しているので参考にしてください。
そもそも履歴書だけではダメなの?
履歴書だけで十分なケースもあります。
しかし職務経歴書を求められた場合、選考の判断基準として活用したいと考えている企業が多いのです。
あくまで履歴書は学歴や職歴を確認する書類で、職務経歴書は「入社してから活躍してもらえるか」どうかを確認する書類になります。
仕事に対する向き合い方やスキル、ポテンシャルなどをテキストで伝えられる書類になるので、履歴書とは用途が違うのです。
名前や住所、学歴、職歴などは事実を書けば十分ですが、履歴書には「志望動機」を書く欄があります。
「志望動機に何を書けば良いのか」迷った経験がある方も少なくないでしょう。
「履歴書の志望動機には何を書けばいいの?フリーランスWebライターが50社以上に応募した経験をもとに解説」で解説しているので参考にしてもらえたら幸いです。
転職回数が多くても職務経歴書にすべて書かないといけないの?
転職回数が多い場合、筆者の経験談は「3ヶ月未満なら書く必要はそこまでない」と感じています。
自分の職歴と応募先企業の業種がまったく関係なかったとしても、前述で紹介した通りに十分アピールできます。
面接(または面談)で「まったく関係ない職種ですけど大丈夫ですか」と聞かれる可能性も高いでしょう。
しかし、職務経歴書では仕事に対する思いやスキルなどを伝えつつ、応募先に志望度をアピールする絶好のアイテムになるのです。
筆者自身、僧侶しか経験してこなかった状態で営業職に転職しようと活動していました。
どの面接官も「なぜ営業職に?」と質問されましたが、営業職に転職したい思いと職務経歴書に書いた内容に一貫性を持たせるのが重要です。
面接でよく聞かれた内容について「【転職で面接を控える方必見】面接官の意図や筆者がよく聞かれた質問を一挙公開します!」で実体験をもとに紹介しているので参考にしてください。
職務経歴書に書いておきたいポイントとは?
職務経歴書には、勤めていた企業の会社名、従業員人数、勤務期間、業務内容など、最低限の情報が必要です。
履歴書に書く内容を詳しく書くイメージにはなりますが、それでは履歴書で十分になってしまいます。
職務経歴書を書く際、以下のポイントを意識して過去の洗い出しをしていきましょう。
- ・保有している資格
- ・応募先で活かせるスキル
- ・仕事に対する熱意
- ・注目してもらいたい実績
営業職のような数字で示せる実績がなかったとしても、上司や顧客に褒められたポイントを洗い出せば十分実績になります。
まとめ
今回はアルバイトやパートしか経験がない方に向けて、企業が職務経歴書を求めている理由、職務経歴書に書ける職種などを解説しました。
アルバイトやパートであったとしても、立派な従業員と言えます。
仮に早期離職だった場合、職務経歴書に書くと不利になってしまう可能性もあります。
しかし客観的に納得してもらえる理由があれば、筆者の経験として問題ないケースもあったので、肩の力を抜いて職務経歴書を作成してみましょう。
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