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退職代行を利用された企業ランキングが発表!1位の企業と全体の特徴を分析

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5月19日に退職情報開示サービスの「MOMURI+(モームリプラス)」がX(旧Twitter)にて退職代行を利用された企業ランキングを発表し、大きな話題となりました。

社名は伏せられていましたが、業種については紹介されていたので、これから就職・転職をする人は失敗しないための重要な参考材料になるでしょう。

今回は、ランキングについて分析しつつ、企業選びで失敗しない方法についても解説していきます。


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退職代行を利用された企業ランキング

話題となったポストがこちらです。

2,000万件以上の表示、7.3万件の「いいね」、約1万件のリポストと、バズっているのがわかります。

多くの人が関心を寄せるだけでなく、リプライも395件と、多くの人がこの件について議論を交わしています。

退職代行開示サービス「MOMURI+(モームリプラス)」とは

引用:MOMURI+公式HP

退職代行開示サービス「MOMURI+(モームリプラス)」は、退職代行モームリを運営する株式会社アルバトロスが提供する、業界初のデータ開示型コンサルティングサービスです。

退職代行事業で得たデータを活用し、企業・労働者に向けて離職率低下のためのコンサルティングをおこなっています。

これにより、労働者は業界や企業の傾向、企業は離職につながる原因が特定でき、ミスマッチの発生が防止できます。

MOMURI+の情報公開で見えた離職傾向

今一度、該当のポストに掲載されていた企業と順位を振り返ってみましょう。

1位 人材派遣会社 131回
2位 コンビニチェーン 75回
2位 人材派遣会社 75回
4位 人材派遣会社 71回
5位 運送会社 58回
5位 食品製造会社 58回
7位 人材派遣会社 57回
7位 人材派遣会社 57回
7位 人材派遣会社 57回
10位  運送会社 56回

企業名は伏せられていますが、傾向としては人材派遣会社が1位、2位、4位、7位(3社)と6社登場することがわかります。

残りはコンビニチェーンが1社、運送会社が2社、食品製造会社が1社です。

以下では、それぞれの業界の特徴について分析していきます。

人材派遣会社が多い理由

ランキングの上位に名を連ねたのが人材派遣会社です。10位までのうち6社が派遣業界関連で、合計回数は466回にも上ります。

いくつか原因があるので、それぞれ細かく分析してみましょう。

労働者と企業の雇用関係

まず考えられるのは、働く側と企業側の関係性が希薄になりがちな点です。派遣社員は、実際の就業先(派遣先企業)と雇用契約を結んでいるわけではなく、派遣元との間で契約を結んで働いています。

この「間接的な雇用関係」により、業務上のトラブルや人間関係のもつれがあっても、相談先が曖昧になりやすいという問題があります。

特に短期・日雇いの派遣では「契約期間終了を待たずに辞めたい」と感じたときに、自力では言い出しにくく、退職代行を使うケースもあるようです。

派遣社員の待遇の低さ

そもそも派遣社員の待遇は給与面や福利厚生面など正社員に比べて劣る場合が多く、「割に合わない」と不満を抱く人も少なくありません。

また、派遣社員のままではキャリアアップにつながりにくく、自身のキャリアを考えて辞める人もいます。

さらに、派遣労働には工場での単純作業や、運送会社の荷物運びといった過酷な肉体労働も多く、辞める決断をする人が多いようです。

派遣労働の仕組みそのものにも問題がある

派遣労働の仕組みそのものが、離職の間接的な原因になっていることも考えられます。

派遣労働はパートよりも時給が高く、ライフスタイルに合わせて働けるというメリットがありますが、一方で派遣会社が30%前後のマージンを取っていくため、労働者の賃金が低くなりがちです。

また、派遣先からは簡単に契約終了できる「使い捨て」のような扱いを受けることもあるため、精神的にも疲弊します。

これらが総合的に合わさって、退職代行の利用という行動につながっているのでしょう。

コンビニチェーン

シフトの穴埋め要請が急だったり、人員が常にギリギリで回されていたりと、精神的・肉体的な負担が大きくなりやすい現場です。

特に正社員ではなくアルバイト・パートとして働く人が多いため、「辞めたいけど店長に言いづらい…」という心理が働き、退職代行を選ぶパターンが考えられます。

運送業界

長時間労働、過密スケジュール、荷物の積み下ろしといった体力勝負の業務が中心で、かつ年々厳しくなる物流業界の人材不足も相まって、1人あたりの負担が増えがちです。

また、「休憩が取れない」「運転中にスマホで連絡を取らないといけない」など、グレーな労働実態が残る会社もあると言われています。

食品製造業界

衛生管理や作業手順が厳格で、立ち仕事が多く、ライン作業などで精神的に疲弊しやすい環境です。

工場によっては「人間関係が閉鎖的」「管理職が高圧的」といった課題もあり、気軽に辞めにくい雰囲気がある場合もあります。


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まとめ:企業選びで失敗しない方法

今回紹介したランキングは、「辞めた人が多かった会社」ではなくあくまでも「退職代行モームリ」の利用数のランキングであることに注意しましょう。

企業選びで失敗しないためには、口コミやインターネット上の情報にだけ頼るのではなく、企業のHPや社員のSNS発信など、複数の視点で企業研究を深めることが重要です。

また、企業訪問や面接など、実際に社内を見る機会に自分の目で見極めることも欠かせません。

本記事で紹介したデータはあくまでも参考の1つとして、自身のキャリア選択に役立ててください!

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ライター紹介

九条辰季

フリーライター

「自分らしく生きる」をモットーに、Webマーケティング記事からシナリオまで幅広く執筆する多趣味、雑食系ライターです。 自身の経験をもとに、みなさんが彩りあるキャリアプランを描くお手伝いができればと思います!
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