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ポータブルスキルとは?その必要性や要素、能力の具体例について解説

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今の時代、ビジネスにおける環境は目まぐるしく変化しています。

だからこそ重宝されるのは、職種や業種を問わずに活かせる「ポータブルスキル」を持つ人材です。

そこで今回は、ポータブルスキルの必要性や要素、そして能力の具体例について解説していきます。

ポータブルスキルを身につけるきっかけとして、本記事をご活用ください。


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ポータブルスキルとは?

ポータブルスキルとは、業種・職種を問わずに活用できる汎用性の高いスキルのことを指します。

例えば、コミュニケーション能力、情報収集力、問題解決力など仕事すべてに対応できる能力のことです。

もちろん、特定の分野における専門的な知識やスキルも重要ですが、どんな環境でも「持ち運びのできる能力」を身につけていることは大きな強みとなります。

ちなみに厚生労働省では、「ポータブルスキル見える化ツール」が提供されています。このツールではポータブルスキルを測定し、活かせる職務や職位を提示してくれます。

そもそも自分にポータブルスキルがあるのか分からない、自分にどんなスキル(強み)があるのか知りたい方はぜひ活用してみてください。

ポータブルスキルの必要性について

近年、ポータブルスキルの必要性が高まってきている理由として、日本における「雇用体制の変化」や「ビジネス環境の急速変化」が挙げられます。

雇用体制の変化

従来の日本人の働き方は、終身雇用制度や年功序列制が一般的とされてきました。

しかし日本経済の長期低迷やコロナ禍をきっかけに、転職を希望する人が多くなったり、リモートワークを推奨したりする企業も増えています。

つまり、ポータブルスキルが高ければ、転職先や働き方の選択肢が広がるのです。

ビジネス環境の急速な変化

技術革新の進展により、現代のビジネス環境は急速に変化しており、「VUCA時代の到来」と表現されています。

VUCA(ブーカ)とは、Volatility(変動性)・Uncertainty(不確実性)・Complexity(複雑性)・Ambiguity(曖昧性)の4つの頭文字をとった造語で、予測不可能で目まぐるしく変化する様子のことです。

VUCA時代では、今まで必要とされてきた知識やスキルが通用しないリスクがあるため、汎用性の高いポータブルスキルを持った人材の価値が高まると言われています。

ポータブルスキルの要素

厚生労働省によると、ポータブルスキルの要素は大きく9つに分けられます。

仕事のし方現状の把握取り組むべき課題やテーマを設定するために行う情報収集やその分析のし方
課題の設定事業、商品、組織、仕事の進め方などの取り組むべき課題の設定のし方
計画の立案担当業務や課題を遂行するための具体的な計画の立て方
課題の遂行スケジュール管理や各種調整、業務を進めるうえでの障害の排除や高いプレッシャーの乗り越え方
状況への対応予期せぬ状況への対応や責任の取り方
人との関わり方社内対応経営層・上司・関係部署に対する納得感の高いコミュニケーションや支持の獲得のし方
社外対応顧客・社外パートナー等に対する納得感の高いコミュニケーションや利害調整・合意形成のし方
上司対応上司への報告や課題に対する改善に関する意見の述べ方
部下マネジメントメンバーの動機付けや育成、持ち味を活かした業務の割り当てのし方
参照:厚生労働省 ポータブルスキル見える化ツール(職業能力診断ツール)

「仕事のし方」とは、課題を明らかにして課題解決に向けた計画の立案、実行を行う能力のことです。

一方で「人との関わり方」とは、社内外問わず業務に関わる人と適切なコミュニケーションを行い、業務を円滑に進める能力のことになります。

基本的には、どれかひとつを活かすのではなく、複数のポータブルスキルを組み合わせて活用することが多いです。

ポータブルスキルの具体例

ポータブルスキルの要素を知ったところで、さらに分かりやすくするために、ポータブルスキルの具体例を見ていきましょう。

ここでは、5つの具体的なポータブルスキルをご紹介していきます。

情報収集力

情報収集力は、世の中に溢れる幅広い情報から信頼できる情報源を見極める能力、収集した情報から必要な情報を抽出する能力、そして実際の業務に活かす能力が問われます。

情報収集力が高い人は、複数のソースから情報を見極める審美眼やその中から必要な情報を選ぶ取捨選択のスキルが備わっています。

課題設定力

課題設定力は、現状から見た目標とのギャップ(=問題)から課題を見出し、自らが何をすべきか考え出して実行していく力のことです。

課題設定力が高い人は、自分が今置かれている状況を正しく理解・把握して、客観視できるスキルが備わっています。

問題解決力

問題解決力は、問題の本質を見極めて解決までのアクションを計画し、それを実行できるかが問われます。

問題解決力が高い人は、日頃から物事に対して疑問を持って自ら考える人に多く、思考力も高い傾向にあります。

コミュニケーション能力

コミュニケーション能力は、聴く力・伝える力・質問する力・チームでの協調性の4つの要素で成り立っています。

コミュニケーション能力が高い人は、話す相手に興味を持ち傾聴スキルがあり、非言語コミュニケーションが得意な人が当てはまります。

マネジメント能力

マネジメント能力は、組織を円滑に運営する上で欠かせないスキルで、効率的に管理して目標を達成する能力が問われます。

マネジメント能力の高い人は、リーダーシップや意思決定力を持っており、人望が厚く、周囲の人との信頼関係が築けている人が多いです。


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まとめ

今回は、業種・職種問わずに活用できる「ポータブルスキル」について解説しました。

雇用環境やビジネス環境の変化が大きい現代では、この汎用性の高いスキルを身につけることも重要です。

今まで触れてこなかった方は、これを機に、ビジネスにおけるポータブルスキルを意識してみてくださいね。

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あんず

編集・ライター

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