ChatGPTで職務経歴書を作成できるの?プロンプトや使ってみた感想を紹介
「ChatGPTで文章を作成できるのは知っているけど職務経歴書も作成できるの?」
「そもそも情報漏洩のリスクはないの?」
文章を作成するうえで、高い文章力と作成にかかる時間を大幅に削減できる魅力があるChatGPT。
どうしても時間がかかってしまう職務経歴書の作成にChatGPTを活用できるか気になった経験はありませんか。
今回は、筆者が実際にChatGPTで職務経歴書を作成してみた感想を踏まえ、活用のメリットやデメリット、具体的な活用方法について紹介します。
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目次
【事前知識】職務経歴書の作成で活用するChatGPTとは
ChatGPTとは、OpenAI社が開発した生成AIツールの1つで、人間とチャットしている感覚になれるツールです。
大量の文章や数値などを学習しているので、チャットを通じて何かをリサーチしたり文章を作成できたりもするのが特徴です。
生成AIの1つとして「プロンプト」と呼ばれる指示をAIに送れば、文章作成だけでなく職務経歴書の作成にも役立ちます。
詳しくは本記事の後半でお伝えしますが「あなたはプロの転職エージェントです」と指示をすれば、転職エージェントの視点で職務経歴書を作成できます。
ChatGPTは4.0に課金しない限り、無料で使えるツールなのでX(旧Twitter)の投稿文作成にも活用できるので、ぜひ試してみてください。
ChatGPTで職務経歴書を作成するうえでの注意点
ChatGPTで職務経歴書を作成する際「完璧な職務経歴書を作成できるわけではない」と認識しておく必要があります。
筆者が実際にChatGPTで職務経歴書を作成してみた結果、以下のような点に注意して活用する必要があると感じました。
- ・プロンプトによっては他の志望者と内容が似てしまう
- ・生成した文章に誤字脱字や誤情報が紛れている
- ・個人情報を学ばせてしまい漏洩のリスクがある
実際に、2023年3月20日にChatGPTがオフラインになり、バグが起きてしまったのが原因でユーザー情報が漏洩する事象が発生しました。
つまり、自分の名前や住所、過去に勤めていた会社の名前などは空白にし、あくまで「作成のヒント」として活用する姿勢が重要です。
ChatGPTで職務経歴書を作成するメリット
ChatGPTで職務経歴書を作成するには、デメリットがある反面で以下のようなメリットがあります。
- ・高い文章力の自己PRを作成できる
- ・職務経歴書作成にかかる時間を短縮できる
順番に解説していきます。
高い文章力の自己PRを作成できる
ChatGPTで職務経歴書を作成すると、まるでプロが作成したような文章力の職務経歴書を作成できます。
職務経歴書の「実績」は、箇条書きで営業成績のような数字を列挙してまとめるケースが例として挙げられます。
しかし自己PR文は文章力が影響するので、どれだけ魅力的に感じさせる実績があっても文章力の低さが原因で見送りになってしまうともったいないでしょう。
ChatGPTの無料版である3.5でも、5,000文字までなら無料の範囲内で生成できるので、いくつか生成してみて、ヒントを集めるのがおすすめです。
職務経歴書作成にかかる時間を短縮できる
職務経歴書を作成する際、見逃せないのが作成時間です。
筆者自身、職務経歴書を初めて作成した時にかかった時間は、丸1日以上かけても終わりませんでした。
「何を書けばいいのかわからない」と感じる方にとって「見本」があっても自分の職歴に準じた見本が欲しいものです。
ChatGPTを活用すれば、自分の職歴に順応して職務経歴書を作成してくれるので、悩む時間を大幅に削減できるのがメリットです。
提出先の企業に合わせた職務経歴書を作成したい場合も、ChatGPTであれば品質の高い職務経歴書を作成してくれます。
ChatGPTで作成した職務経歴書をそのまま提出するのではなく、必ず「自分の表現」になるよう手直しをして独自性ある職務経歴書を作成しましょう。
ChatGPTで職務経歴書を作成する際の参考にしたプロンプト
ChatGPTで職務経歴書を作成する際、まずはヒントを得るために活用するのがおすすめです。
今回、あくまで自己PR文の作成で役立つプロンプトを紹介します。
前提としてChatGPTで指示をする際「#」を活用します。
全体を通した指示は「#」で、具体的な指示は「##」で記載していきましょう。
#指示書
あなたはベテランのキャリアコンサルタントです。職務経歴書に記載する自己PR文のうち、強みと弱みについて教えてください。
「強みなんて挙げられない」と感じている方は、上記の指示書に続き、以下の指示を送りましょう。
##弱みを強みに変換する表現にしてください。
強みを3つ程度挙げられたら、具体的に文章化していきます。
##文字数:150文字
##出力数:3個
##応募先:〇〇業界
##希望職種:〇〇職 など
上記、ChatGPTで指示をしたうえで作成していき、職務経歴書のヒントを得ていきましょう。
まとめ
今回、ChatGPTで職務経歴書を作成する方法や、活用するメリット・デメリットについて紹介しました。
筆者も実際に使ってみた感想は、やはり「完璧とは言えない」でした。
どうしても誤字脱字があり、日本語としての違和感もあります。
AIが生成する文章でもあるので、どこか機械的な表現にも感じるので手直しが必須です。
しかし職務経歴書の作成にかかる時間は大幅に削減できるので、使ってみる価値はあります。
今回、無料の範囲で試してみたので、気になった方はぜひ一度活用してみてください。
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