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【採用担当者必見】フリーターの種類とは?3つのタイプ別の特徴やフリーター採用のコツを解説

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フリーターとして働く人は皆、それぞれの目的や事情があってその働き方を選んでいます。

企業の人材不足が深刻化している現代において、フリーターは長期的な活躍が見込める重要な戦力です。

しかし、フリーターにも志向性の違った3つのタイプが存在することをご存じでしょうか?

本記事では、その3タイプ別の特徴をおさえた上で、フリーター採用を視野に入れている採用担当者の方へ向けた“コツ”を解説していきます。

はじめに

フリーターのタイプを知る前に、まずはフリーターの定義について解説していきます。全国のフリーター人口についても触れていくので、事前知識としておさえておきましょう。

フリーターの定義はある?

フリーターとは、非正規雇用で働く人を指す「フリー・アルバイター」からきている言葉です。

フリーターに明確な定義はありませんが、総務省統計局による「労働力調査」では、フリーターを下記のように決めています。

●若年のパート・アルバイト及びその希望者

年齢が15~34歳で、男性は卒業者、女性は卒業者で未婚の者のうち次の者をいう。

・雇用者のうち勤め先における呼称がパート・アルバイトの者
・完全失業者のうち探している仕事の形態がパート・アルバイトの者
・非労働力人口で、家事も通学のしていないその他の者のうち、就業内定しておらず、希望する仕事の形態がパート・アルバイトの者

(出典:総務省統計局 「16A-Q09 フリーターの人数」)

とはいえフリーターの言葉の認識は人それぞれであり、「15~34歳以上」という年齢にかかわらずフリーターと呼ぶ人も。参考程度に覚えておくとよいでしょう。

フリーター人口は100万人以上

日本におけるフリーター人口は、2022年では平均132万人でした。これは、フリーターにあたる年齢とされる15~34歳の人口のうち約5.3%を占める割合です。

(参考:総務省統計局「労働力調査(詳細集計)2022年(令和4年)平均結果の概要」

2011年のフリーター人口は184万人だったため、年々減少傾向にあることがわかります。加速する少子化などの影響から、企業が人材不足に陥っていることが原因と考えられるでしょう。

(参考:内閣府「平成27年版子ども・若者白書(全体版)」)

一方で、フリーターの平均年齢は年々上昇しています。15~24歳と25~34歳を比較すると、25~34歳のほうが多数なのです。

以前までは逆でしたが、年齢が上がればあがるほど正社員就職が難しくなっている現状から来ているのでしょう。

フリーターを大きく分けると【3タイプ】

では、本題のフリーターの種類について解説していきます。フリーターを大きくわけると、下記の3つのタイプに分類することができます。

①モラトリアム型
②夢追求型
③やむを得ず型

それぞれの特徴を見ていきましょう。

モラトリアム型

現代で最も多いタイプが「モラトリアム型」。将来・職業に対する展望がないままアルバイトやパートなどを続けている人を指します。

高校・大学の中退や、進路未定のまま卒業してフリーターに移行したタイプを「離学モラトリアム」、正社員として就職したものの離職してフリーターになったタイプを「離職モラトリアム」に分けられます。

夢追求型

明確な目標を持つタイプは「夢追求型」。“俳優になりたい”“アーティストになりたい”など、特定の職業に就くために活動しながら、並行してアルバイトやパートで生計を立てています。

フリーターの中では少数派となりますが、目指す職種によって「芸能志向型」と「職人・フリーランス志向型」に分けられます。

やむを得ず型

外的原因によるタイプは「やむを得ず型」。本人の意思とは別に、家庭の事情や個人的トラブルなどからフリーターにならざるを得なかった人になります。

その事情によって「正規雇用志向型」「期間限定型」「プライベート・トラブル型」と分けられます。

採用担当者向け|フリーター採用のコツ

フリーターのタイプ別の志向が理解できたところで、最後に採用担当者向けのフリーター採用のコツを3つお伝えします。

フリーターの中からターゲットを絞る

先述した通りフリーターは3つのタイプに分けられ、その志向によってさらに2つに分類分けできます。

パターン①長期契約・正社員登用を求めている
パターン②別活動との両立で短期契約を求めている

自社が求めているのは長い目で見て活躍してくれる人材か、それとも繁忙期やプロジェクト期間など補充要員としての人材なのかを定めましょう。

志望動機やキャリアプランの筋が通っているか

フリーターから正社員を目指す人の中には、「給与が高いから」「安定しているから」といった理由で応募してくる場合もあります。

となると、もしもほかに条件の良い求人を見つけたらやめてしまう可能性があるのです。

しかし「就きたい職業だから」などの志望動機があったり、筋の通ったキャリアビジョンを持っていたりすれば、すぐに辞めてしまう可能性は低くなるでしょう。

スキルやポテンシャルの高さ

正社員とフリーターでは、同じ年代でもスキルや知識、責任感に差が生まれてしまいます。

ただし、自社の職種と関連性のある仕事をしていたり、生かせる資格をもっていたり、元のポテンシャルがあれば必要なスキルや知識を持っている可能性は高いです。

どのような人材を必要としているのか、募集の段階で明確にしておくとスムーズに進むでしょう。

まとめ

今回は、採用担当者の方へ向けた「フリーターの3タイプ別の特徴」と「フリーター採用のコツ」をまとめました。

フリーターとして働く人それぞれの目的や事情があるからこそ、その志向性を理解する必要があります。

フリーター採用をお考えの企業様は、本記事でお伝えしたことを自社の求人募集や面接に活かしてみてはいかがでしょうか。

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あんず

編集・ライター

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