就活面接での嘘はあり?なし?嘘をつくメリット・デメリットについて解説
就活の面接は、ほかのライバルたちに差をつけて内定を獲得しなければなりません。そのため、少しでもよく思われようと嘘をつく就活生が一定数います。
しかし、一方で嘘をつくことに不安やうしろめたさを感じる人も多数見受けられます。果たして、リスクを冒してまで就活で嘘をつくメリットはあるのでしょうか?
今回は、就活で嘘をつくことのメリット・デメリットについて詳しく解説します。
目次
面接で嘘をついたことがある人は多い
引用:Job総研「就活の嘘に関する実態調査」
面接で何かしらの嘘をついている人は、実はかなりの割合になります。Job総研の実施したアンケート調査によると、嘘の内容で内定をもらった人は83.8%にものぼりました。
嘘の内容としては「第一志望だと偽った」という回答が最多で48.6%で、次いで「ガクチカの内容を盛って話した」という回答が27.0%となっています。
また、面接官が嘘の内容に興味を示したという回答も73.0%となっており、就活での嘘は効果があると言えるでしょう。
面接官は嘘に気づいている
面接で嘘をつくことは、一定の効果があることがアンケート調査によってわかっていますが、一方で面接官は嘘に気づいています。
面接官が嘘に気づくきっかけは、盛った内容について深掘りした際に就活生がうまく話せなかったり、違和感を感じたりした時です。
しかし、実際のところ、嘘がバレたからと言って落とされるとは限りません。ネガティブに受け止める企業もある一方、「志望意欲が感じられれば問題ない」「見破られない話し方も1つのスキル」と判断する企業もあります。
特に、第一志望だと偽るケースが多いのはほとんどの面接官も承知しています。嘘をつくにしても、度を越していないラインで、矛盾のないように話せれば問題ないでしょう。
面接で嘘をつくメリット
面接で嘘をつくメリットは、次の通りです。
- ・志望度が高いことをアピールできる可能性がある
- ・性格や長所は嘘でも評価につながる可能性がある
ただし、嘘をつくのは良い方向に転がることもありますが、バレた時のリスクは大きく博打であることは理解しておきましょう。
志望度が高いことをアピールできる可能性がある
面接で第一志望だと偽る応募者は多いです。そのことは面接官も理解しており、第一志望だと言うだけのアピールができていれば、評価が下がることはほとんどありません。
問題は、自己PRやガクチカで盛った話が嘘だと見抜かれてしまった場合です。それが重大な嘘でなければ、やる気や志望度の現れと思われて好印象につながる可能性もあります。
しかし、度を越えていると判断されると即落選につながるので、過度な噓はつかない方が良いでしょう。
性格や長所は嘘でも評価につながる可能性がある
やってもいない作り話をするのはNGですが、「コミュニケーション能力がある」「集中力がある」といった性格や長所は盛って話をしても嘘とバレにくく、評価につながる可能性があります。
たとえば、部活動で役職をまかされて、練習メニューを考えなければならなかった学生時代があったとしましょう。
当時は強制的に嫌々やっていたかもしれませんが、これを「責任感が強く、部が良くなるため効率の良い練習メニューを積極的に考え、結果につながった」と言い換えるのは、行動したという事実があるので問題ありません。
こうした事実に基づいた嘘は矛盾が生じることもなく、性格や長所についても嘘と確かめようがないため、一方的にメリットを享受できます。
面接で嘘をつデメリット
面接で嘘をつくと、内定した際に以下のようなデメリットを抱える可能性があります。
- ・入社後のミスマッチにつながる可能性がある
- ・うしろめたさを抱えたまま働くことになる
早期離職につながる可能性が高いので、デメリットが不安な人は、嘘をつくのは避けた方が良いでしょう。
入社後のミスマッチにつながる可能性がある
能力面や性格面の嘘は、入社後のミスマッチにつながる可能性があります。スキルを偽って入社すると、できもしない仕事を任されるかもしれません。
また、性格面の嘘は、向いていない部署に配属されることにつながります。たとえば、コミュニケーションが苦手なのに得意と偽って入社した場合、営業職のようなコミュニケーション能力が重視される職種に就いてしまうと苦痛に感じるでしょう。
うしろめたさを抱えたまま働くことになる
嘘をついて入社すると、うしろめたさを抱えたまま働くことになるため、ストレスにつながりかねません。入社後に嘘とバレてしまったら、職場の居心地も悪くなるでしょう。
また、「どうせ噓で入社した会社だから」と自社への愛着も薄くなり、早期離職につながります。
面接で嘘をつくか悩んでいる人によくある質問
嘘をつくか悩んでいる人によくある質問に回答します。
- ・嘘をつくと合否に影響がある?
- ・嘘がバレたら内定取り消しになる?
嘘をつくことのリスクをしっかり理解しておきましょう。
嘘をつくと合否に影響がある?
嘘をつくことによる合否への影響は、ケースバイケースあり一概には言えません。
多少話を盛るのは問題ありませんが、やってもいないことをやったと言うなどの嘘は印象を悪くするだけなので避けましょう。
嘘がバレたら内定取り消しになる?
嘘の内容にもよりますが、嘘がバレた場合は内定取り消しのリスクがあります。基本的に内定契約を交わしたあとは企業から内定取り消しができません。
しかし、嘘は内定を取り消す正当な理由に該当するので注意しましょう。
まとめ
嘘が合否に与える影響は、嘘のレベルにもよりますがケースバイケースです。
しかし、就活において重要なのは「すごさ」ではなく、課題への取り組みで何を学んだかという学習能力や自主性です。
そのため、話を盛り過ぎてもメリットはあまりなく、むしろ内定取り消しのデメリットが目立ちます。嘘をつかなくてもしっかりと対策すれば十分内定は可能なので、よく理解した上で判断しましょう。
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