夏のボーナスの平均額やもらえる人の割合は?|基礎知識や賢い使い方を知っておこう
みなさんは夏のボーナスはどれくらい支給されたでしょうか?
ボーナス(賞与)は、企業が一定以上の利益を上げた際に従業員に対して還元する一時金です。
支給金額は評価によって差が生まれるので、従業員のモチベーションアップにもつながります。
本記事ではボーナスについての基礎知識や賢い使い方について解説するので、使う際の参考にしてください。
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目次
ボーナスの概要
企業が支給するボーナスには、主に「基本給連動型賞与」「業績連動型賞与」「決算賞与」の3種類があります。
支給される理由や時期については次の通りです。
基本給連動型賞与 | 利益の還元やモチベーションアップのために支給される | 定められた所定の時期に支給される |
業績連動型賞与 | 従業員の業績や組織全体の業績に基づいて支給される | 決算月からその翌月に支給される |
決算賞与 | 業績に応じて支給される | 決算日の翌日から1か月以内 |
日本の企業では基本給連動型賞与が一般的で、夏と冬の2回支給されます。
基本給連動型賞与は「各人の基本給額×支給月数」で金額が決まるため、基本給が多く支給月数の多い人がより多くのボーナスを受け取れます。
ボーナスをもらえる人の割合や平均支給額はどれくらい?
中には「ボーナスが少ない…」「ボーナスがない」という人もいるでしょう。一般的にボーナスをもらっている人の割合やその支給額はどれくらいなのでしょうか。
以下で詳しく解説していきます。
もらえる人の割合
厚生労働省の毎月勤労統計調査「令和4年夏季賞与(一人平均)」では、66.8%の事業所がボーナスを支給しているというデータが発表されています。
もらえない人は全体の約3割です。ボーナスが出ない理由はボーナス制度を設けていない、業績の悪化などが挙げられます。
ボーナスの支給は企業の義務ではないため、企業は社員にボーナスを支給しなくても問題はありません。
しかし、ボーナスの有無で年収が大幅に変わってしまうため、収入を安定させたい人や仕事にやりがいを感じたい人は、ボーナスのある企業で勤務する方が良いでしょう。
平均支給額
ボーナスの平均支給額は厚生労働省の「毎月勤労統計調査」令和5年2月分と令和4年9月分の結果速報等によると、夏季ボーナスの平均額は38万9,331円、冬季ボーナスの平均額は39万2,975円でした。
一般的に基本給連動型賞与であれば、ボーナスは「基本給×1~2ヶ月」です。それを上回れば多い、下回れば少ないと考えて良いでしょう。
また、新卒入社の夏のボーナスは入社から日が浅いため、満額支給されない場合も多いので注意が必要です。
1年間にボーナスをもらう回数
民間企業や公務員の多くは年2回のボーナスがあります。
ただし、潤沢な利益を出せている企業によっては年3回のボーナスが支給されることもあります。
年3回のボーナスがある企業は就職市場や転職市場で人気が高くなるので、入社難易度は高い傾向です。
ボーナスを有効に使う方法3選
せっかくのボーナスですから、無駄な浪費はせずに有効に活用したいですよね。ボーナスを有効に使うおすすめの方法は以下の3つです。
- 1.大きな買い物をする
- 2.貯金する
- 3.投資する
それぞれどんなメリットがあるのか、詳しく解説していきます。
大きな買い物をする
ボーナスで大きな買い物をする人も多いでしょう。普段なかなか手が出せないような物も、ボーナスがあれば一気に買うことができます。
販売業者はボーナス時期に合わせて商品のセールをおこない、買ってもらおうとする動きが顕著です。
特に冬のボーナスの時期は年末年始セールがあることもあり、狙っていた商品をお得に買えるかもしれません。
貯金する
将来に備えて貯蓄する人も多くいます。急にまとまったお金が必要になったときにも、ボーナスを貯金していればまかなえるでしょう。
近年では金融庁の試算により、老後30年で2,000万円が不足するという「老後2,000万問題」が注目を浴びています。
老後に向けていかに資産形成をしていくかと考えた場合、貯金は資産形成をするうえで安定的な手段です。
投資する
ボーナスをただ銀行に貯金しているだけでは、なかなかお金は増えません。
資産をさらに増やしたい人は、投資に回すという方法もあります。
投資に成功すれば、資産を今以上に増やせるでしょう。
投資をするにはまとまったお金が必要になるため、ボーナスは投資に充てるのに向いています。
ただし、投資で稼ぐには勉強が必要になるうえ、資産がマイナスになるリスクもあるので注意が必要です。
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まとめ
年に2回のボーナスですから、できるだけ有効活用して人生を豊かにしたいですよね。
本記事を参考に、ボーナスの使い道について考えて頂けると幸いです。
また、現状ボーナスが少ない、ボーナスがないという理由で悩んでいる人は転職を検討しましょう。
ボーナスを支給してくれる会社はたくさんあるので、自分にとってのボーナスの重要性を考えて行動してみてください。
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