職務経歴書の書き方がわからない|僧侶から初めて民間企業に転職できた体験談をもとに紹介
職務経歴書を初めて書く方にとって「何を書くべきかわからない」「履歴書と何が違うかわからない」などお悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか。
本記事では、職務経歴書の書き方について、企業が見ているポイントや具体的に書く内容を紹介します。
筆者自身も初めて職務経歴書を書く際、注意した体験談をもとに紹介します。 何を書けばいいかわからない方は、ぜひ参考にしてください。
目次
職務経歴書と履歴書の違い|企業が見ているポイントとは
職務経歴書と履歴書の違いは、それぞれの役割が違うので企業が見ているポイントを把握する必要があります。
たとえば、職務経歴書は自由度の高い記述ができる分、記載する内容の精査が難しくなります。
一方で履歴書は、氏名や住所はもちろん、学歴や職歴などの基本的なプロフィールを記載するものです。
ここからは、基本的な違いを踏まえ、企業が見ているポイントを解説します。
職務経歴書
職務経歴書で企業が見ているポイントは、志望者が実際に働いている姿を想像できるかどうかです。
「入社してから活躍してもらえるか」を見ているので、仕事への向き合い方が重要になります。
たとえば、具体的な業務の経験や実績はもちろん、志望者の強みを見ています。
つまり、一緒に勤める人間としてのスキルやポテンシャルを伝えるのが職務経歴書です。
履歴書
履歴書で企業が見ているポイントは、学歴や職歴です。
具体的には、長く勤めてくれそうな志望者なのかを判断しています。
筆者自身の体験談としてお伝えすると、早期離職になった企業があり、面接で必ず聞かれるポイントでした。
たとえば「株式会社〇〇、1年未満で退職しているようですが退職の理由を聞いてもいいですか」と聞かれました。
とくに正社員としての採用面接の場合、企業が納得できる受け答えが必要になるので注意しましょう。
とはいえ、履歴書にも嘘を書けないので間違いない情報を簡潔にまとめていきましょう。
【準備編】初めて書く職務経歴書で必要なポイント
初めて書く職務経歴書で活用したポイントについて、必要なポイントは下記の通りです。
- ・キャリアを振り返ってメモを取る
- ・応募先企業とマッチしているところを見つける
上記のポイントは、採用面接でも活用できるものなので、ぜひ参考にしてください。
キャリアを振り返ってメモを取る
まずは時系列ごとにキャリアを振り返ってみましょう。
振り返る際、評価された実績や工夫したポイントをまとめていくと後々スムーズです。
たとえば5W1Hのフレームワークでまとめていくのがおすすめです。
注意点として、一般的な5W1Hとは異なり、「Who(誰が)」ではなく「Whom(誰に)」に落とし込みましょう。
概要 | 記載内容 |
When(いつ) | 勤務期間や担当していた期間 |
Where(どこで) | 勤務先 |
Whom(誰に) | ビジネスを提供した相手(業種など) |
What(何を) | 取り扱っている商材や業務内容 |
Why(なぜ) | 提供している背景(削除可) |
How(どのように) | 工夫したポイント |
フレームワークに落とし込んで分析しておくと、面接でも論理的に説明ができます。
一旦綺麗な文章でまとめようとせず、フレームごとに洗い出していくとスムーズです。
応募先企業とマッチしているところを見つける
職務経歴書は、前述した通り企業が採用したい志望者かどうかを判断する書類です。
つまり、企業が求めるスキルをもとに、評価された実績や工夫したポイントがマッチしているかで決まります。
とはいえ、企業によっては「求める人材」について明記されていないと、判断が難しいものです。
また、営業職のように具体的な数字で表現できない業務だった方にとって、職務経歴書に書く内容が浮かばない方もいるのではないでしょうか。
筆者自身、僧侶から民間企業に転職する際、数字で表現できるものがなく、困ったのが本音です。
そこで記載したのは数字ではなく、工夫したポイントに重点を置き記載し「入社してから活躍してくれそう」と感じさせる内容にしました。
【実践編】初めて書く職務経歴書で何を書くべきなのか
ここからは職務経歴書に書く内容を紹介します。
- ・職務要約
- ・職務経歴
- ・資格やスキル
- ・自己PR
初めて職務経歴書を書く方に向けて、筆者自身が注意したポイントなども踏まえて紹介していきます。
職務要約
職務要約とは、職歴を3〜5行(100文字)程度の文章でまとめた部分です。
「あらすじ」のようなイメージの部分で、業務内容や実績だけでなく、工夫したポイントをまとめます。
筆者自身、職務要約が綺麗にまとめられているものは、企業にとっても「助かるもの」と人事を経験した方からアドバイスをもらった経験があります。
つまり、忙しい企業がパッと見でわかるキャッチーな内容になっているかが重要です。
職務経歴
職務経歴は、前述で紹介した5W1Hを文章にする部分です。
これまで業務で経験した内容を企業に伝えるパートになります。
大まかに記載する内容は、下記の通りです。
- ・在職中または在職していた会社名
- ・会社の規模や従業員数
- ・自分の業務内容
- ・業務で達成した実績や成果
- ・実績や成果を得るために工夫したポイント
できれば数字でまとめられるものが好まれる傾向がありますが、業種によっては数字の記載が難しくなります。
数字の記載が難しい場合は、上司や顧客から褒められた経験や工夫したポイントをまとめると効果的です。
資格やスキル
資格やスキルは、応募先の企業が求めるものがあると効果的です。
「資格を保有していないから書けない」と捉え、無記入は避けましょう。
「特になし」と記載する方法もありますが、印象が悪いものになってしまう恐れがあります。
資格取得していなくても「〇〇(資格名)の取得に向け勉強中」と記載し、向学心をアピールするものおすすめです。
そもそも企業が必須条件に「普通自動車第一種免許」の取得を条件にしているのに、取得していないと、それだけで不採用になる可能性が高くなります。
取得前の勉強中であった場合、どのくらい勉強しているのかメモを取っておくと、面接での受け答えがスムーズになります。
自己PR
自己PRは、業務上で工夫したポイントの深掘りや、自分の強みをアピールする部分です。
300〜400文字程度の文章でまとめていきます。
自己PRをまとめるポイントは、企業に最も伝えたい内容の精査です。
読みやすさを考慮し、「結論」「アピールを裏付けるエピソード」「入社後の抱負」でまとめていくとスムーズです。
自己PRを踏まえた自分の強みは、面接でも聞かれやすい内容なので、深掘りしてまとめていきましょう。
【番外編】初めて職務経歴書を書くなら転職エージェントの利用がおすすめ
ここまで職務経歴書の書き方について紹介しましたが、初めて書く方は不安が残るものです。
そこでおすすめの方法が、転職エージェントの活用です。
筆者自身も「職務経歴書 書き方」「職務経歴書 例文」など調べましたが、求める回答が得られず困った経験があります。
僧侶から民間企業に転職するので、面接も初めての経験でした。
転職エージェントを活用すれば、職務経歴書の添削はもちろん、面接指導もしてくれます。
少しでも不安を感じる場合は、転職エージェントを活用して悩みを解決していきましょう。
まとめ
本記事では職務経歴書の書き方について、企業が見ているポイントを取り上げたうえで、具体的な書き方を紹介しました。
初めて職務経歴書を書く方にとって、何を書けばいいかわからないものです。
いざ業務内容を振り返ろうとしても、企業が求める内容にまとめられるか悩ましいものです。
転職にあたって少しでも不安に感じるポイントがある方は、まずは転職エージェントに問い合わせてみて、的確なアドバイスをもらいましょう。
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