オンライン飲み会に参加すべきなの?幹事を経験した筆者の体験談とアンケート結果を紹介
新型コロナウイルスの影響から多くなったオンライン飲み会。
プライベート空間を晒すだけでなく、自分で料理や飲み物を用意しなければいけないので、手間になってしまうものです。
中には「どうしても参加しないといけないの?」「実際みんなはどう思ってるの?」と気になった経験はありませんか。
本記事ではオンライン飲み会の参加について、公開されている調査結果と幹事を経験した筆者の体験談から、メリットや注意点などをまとめました。
目次
オンライン飲み会におけるアンケート結果
2020年4月25日、女性向け総合メディアのLip Popがオンライン飲み会の参加について、ヒアリングを実施した調査結果が公開されています。
まずは生の声を取り上げ、実態をみていきましょう。
調査概要
職場で開催されるオンライン飲み会について、10〜50代の男女を対象に「参加したいかどうか」「参加したくないなら断る理由」など、調査結果が公開されています。
アンケートに答えているのは、ほぼ半々の男女で20〜40代を中心に回答されているようです。
具体的な数値は以下の通りです。
男女比
男性:48%
女性:52%
年齢
20〜29歳:45%
30〜39歳:27%
40〜49歳:18%
50〜59歳:10%
参考:PRTIMES「会社のオンライン飲み会は参加したくない?年齢別にみると意外な結果が。生の声をそのまま公開します」
アンケート結果
アンケートの結果によると、約7割の方が「参加したくない」「できれば参加したくない」と回答されました。
絶対に参加したくない:17%
できれば参加したくない:50%
できれば参加したい:28%
絶対に参加したい:5%
上記の数字から見ると、「絶対に参加したい」方が、わずか5%しかなく、ワークライフバランスを重視している方が多いようにも思えます。
「絶対に参加したい」方のコメントによると「実際にやってみて楽しかったから」「気分が悪くなったら退出も楽」など、気軽さを感じるコメントが多い印象です。
一方で「参加したくない」と回答された方は「家にいてまで、わざわざ会社の人と飲みたくない」「家にいるのでなかなか終わらなかったらいつ抜ければいいのかわからなくなる」など、ネガティブなコメントが目立っています。
「できれば参加したくない」が割合的に多いので、断りにくい方が多いように思えます。
参考:PRTIMES「会社のオンライン飲み会は参加したくない?年齢別にみると意外な結果が。生の声をそのまま公開します」
幻覚型認知症
前述で紹介したアンケート結果だけ見ると「オンライン飲み会はデメリットばかり」に感じてしまいます。
ここからは、オンライン飲み会に参加するメリットに注目していきます。
住んでいる場所に左右されない
オンライン飲み会は、スマホやタブレット、PCなどの端末とインターネット環境が整っていれば、オンライン飲み会に参加できます。
筆者自身、関西に住んでいますが、オンライン飲み会に参加すると住んでいる場所の違いを感じます。
北は北海道、南は沖縄県。
海外からオンライン飲み会に参加されている方もいました。
子育ての最中でも「子どもが泣いているから」と言い、途中で離席できるのもオンライン飲み会ならではのメリットです。
コミュニケーションを活性化できる
オンライン飲み会は、社内コミュニケーションの活性化に向いています。
とくに完全在宅ワークの仕事で、意見交換も兼ねて開催されるケースが多い印象です。
在宅ワークだと、社内コミュニケーションはチャットツールで完結します。
筆者自身も在宅ワークで契約社員として働いた経験がありますが、上司の声を聞いたのは研修期間のみでした。
対話が少なくなるので、情報不足になってしまう場合もあるでしょう。
そこでオンライン飲み会であれば、雑談しやすい環境を整えやすいので、従業員の心理的緩和で活用されています。
オンライン飲み会ならではの難しさ
オンライン飲み会は、居酒屋での飲み会とは異なり、無言で喋っているのを聞いているだけで終わるケースも考えられます。
前述で紹介したアンケートにも「あまり話すことがないしつまらない話を何時間も聞くのは疲れてしまう」とコメントしている方がいます。
居酒屋であれば、席が90分や2時間などの時間制限がある一方で、オンライン飲み会は時間制限なく開催できてしまうのもデメリットです。
料理や飲み物も、自分で用意しなければならず、いくら背景をぼかしてもプライベート空間を晒すのは抵抗感があるものです。
オンライン飲み会の幹事を経験した立場から言える注意点
オンライン飲み会を幹事した経験がある筆者が感じたのは「出席を強制しない」「理由を聞かない」の2点を前提に開催すべきだと感じました。
前述で紹介したアンケートでもわかるように、参加したくない方が大半です。
断りにくいと感じる方もいるので「参加できる方は」と案内するのがおすすめです。
どうしても開催したい場合、社内規定にもよりますが、残業代の支払いも兼ねて、労働基準法に配慮する必要があります。
仲間内のオンライン飲み会では難しい話になるので、前提として出席を強制せず理由を聞かないようにしましょう。
まとめ
今回は新型コロナウイルスの影響から多くなったオンライン飲み会について、アンケート結果を取り上げたうえで、メリットや注意点などを紹介しました。
オンライン飲み会は、住んでいる場所に左右されず、社内コミュニケーションを活性化できるのがメリットです。
一方でオンライン飲み会は、自分で料理や飲み物を用意しなければいけないので、手間に感じてしまうものです。
退出のタイミングも難しいと感じる方に向けて、締めの時間を事前に決めてから開催・参加するようにしましょう。
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