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転職・中途

転職エージェント利用の体験談を赤裸々に公開!筆者が味わった苦痛や乗り越えられた秘訣をお伝えします

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転職エージェントを利用した体験談が気になる方は、以下のような悩みを抱えているのではないでしょうか。

「転職エージェントを利用して失敗したくない」

「未経験の業界や職種に挑戦したいから転職エージェントに登録したいけど当たり外れがないか心配」

本記事では、3ヶ月かけて僧侶から営業職に転職した筆者の体験談をまとめています。

3社以上の転職エージェントに登録し、新型コロナウイルスの影響から「転職は難しい」と言われていた当時感じた壁や何をして乗り越えたのか赤裸々に公開します。

転職エージェントを登録しようと思った理由

2020年、当時京都のお寺で1人の僧侶として就職していた私は、新型コロナウイルスの影響もあり、一生懸命準備してきた「春の特別公開」が中止になりました。

京都のお寺では、大半が春と秋は繁忙期になりますが、当時「観光はタブー」と言われていたので、参拝される方が0人の日もあるほどです。

そんなある時、会社でいう上司に呼び出されました。

「秋を迎える前に退職してもらいたい」

読者の方も驚かれると思いますが、私は僧侶の業界でもイメージが湧かないであろう「解雇」になったのです。

「はい」としか言えない私は大きな壁にぶつかります。

お寺業界の大半が「求人票がない」問題です。

そこで私は「これからは職人としてのスキルではなく、ビジネススキルを身につけないと」と思い、大手転職エージェントの登録を決断しました。

転職エージェントに登録して感じた苦痛

転職エージェントには、求人数の多さに特徴がある「総合型」と、業界や職種に特化した「専門特化型」があります。

私はその中から「総合型」である大手転職エージェントに登録しました。

「これまでの経歴」や「転職の目的」「希望職種」などをキャリアアドバイザーと話していくのが一般的ですが、私は違いました。

「僧侶しか経験がない」「アルバイトの経験もない」「そんな私が営業職に転職できますか?」

不安で胸が締め付けられる思いから出た発言でしたが、担当エージェントは「それをサポートするのが仕事です!」と言ってくれたのを覚えています。

しかし、現実はそう甘いものではありません。

当初は1ヶ月以内に転職できれば、と思っていました。

まる1ヶ月書類の通過すらせず「社会人としてのスキルを身につけたい」一心で営業職を希望していましたが、いよいよほかの職種で応募し始めなければいけなくなりました。

そんなある日「面接に来てもらいたい」と連絡が入ります。

飲食系の仕事で「人柄重視」の企業です。

面接で人柄をアピールしようと思い、当日を迎えましたが結果は惨敗。

営業職で数社、面接の機会をいただきましたが、どれも一次面接の先にはいきませんでした。

書類選考が通過しない筆者が選んだ選択肢

「コロナだから転職は難しい」とよく耳にしていた当時、正直転職エージェントを活用した転職は失敗に終わると感じていました。

そんなある日、担当エージェントから相談の連絡が入りました。

「弊社だけではなく他社も利用してみてはいかがでしょうか」

何を理由にした発言なのかは定かではありませんが、転職活動2ヶ月目にしてようやく転職エージェントの登録を増やしたのです。

中でも専門特化型エージェントに「書類選考が通過しない」「面接しても一次面接より先にいかない」と相談したところ「では職務経歴書の見直しから始めましょう」と提案してもらいました。

「総合型エージェントの添削が甘かった」とは言いませんが「これで十分だろう」と感じていた職務経歴書の再作成が始まります。

営業職を目指しているのであれば「成約率〇%」のように実績を職務経歴書に書けますが、当然僧侶の業界には数字で示せる実績はありません。

そんな悩みを抱えている私に対し、専門特化型の担当エージェントから「数字の実績がない方はPREP法でまとめるのが良いですよ」と提案してもらいました。

僧侶業界の経験しかない私はアドバイスのもと、以下のようにPREP法でまとめました。

Point(結論)法事の後に話す法話にて、客観的な意見を取り入れ、わかりやすく伝えられるように意識していました。
Reason(理由)なぜなら法話を聞いて下さるお参りの方にアンケートを取った結果「専門用語が多く内容がわかりにくい」との意見があったからです。
Example(具体例)そこで私は、専門用語を多用せず伝わりやすい言葉を選んで伝えていきました。
Point(結論)その結果、閑散期で1日3組、繁忙期は1日約10組の中で、僧侶が複数いるにもかかわらず、週に2,3組私を指名してもらえるようになりました。

手厚いサポートもあり、不思議と書類通過数が一気に上がり、週2回の面接対策が始まったのです。

複数社登録して得られたアドバイス

専門特化型エージェントによる週2回の面接対策が始まり、言わば飴と鞭の指導を受けました。

一次面接より先にいかず悩んでいた私に対し、声のトーンや抑揚、表情など細かいところまでサポートしてもらいました。

中でも、人事で就業した経験のあるエージェントからのアドバイスが衝撃的だったのを覚えています。

「元僧侶って、せっかくインパクトがあるのにもったいない」「自己紹介の時に定型文っぽいのやめて逆に質問しちゃいましょう!」

人事経験のあるエージェントからのアドバイスによると「僧侶で働いている人ってどんなイメージですか?」「実は〇〇の仕事が大半です」「御社の業務でも活かせる」など、ほかにない雰囲気を出すよう話してくれたのを覚えています。

まとめ

総合型エージェント1社のみで転職活動していた頃は、とにかく気になった求人に応募する日々を送っていました。

正直「弊社に志望している理由は?」と聞かれたら困るような応募方法だったように思います。

書類は通過せず、通過しても面接で惨敗する日々です。

未経験の業界や職種に転職したく、転職エージェントを登録する場合、私の体験談としては「上手くいかないなら最低3社は登録したほうがいい」と感じました。

これから転職活動をする方や、今まさに転職活動で悩んでいる方にとって背中を押せるような記事になっていたら幸いです。

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ライター紹介

柴﨑 祐介

フリーライター

目指せ「頑張りが報われる環境作り!」|「関わった人がみんな”なりたい自分”を目指せる環境を整えること」をモットーに活動中|自分らしく前向きになれるヒントをお届け|僧侶から民間企業に転職した経験をもとに執筆していきます!
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